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『曽根崎心中』『キッドナップ・ブルース』ユニークな主演俳優が群を抜くATG2作が初BD化!

『曽根崎心中』『キッドナップ・ブルース』ユニークな主演俳優が群を抜くATG2作が初BD化!

この度、キングレコードでは、日本アート・シアター・ギルド(ATG)の旧作を発売している“ATGライブラリー”シリーズの最新リリースとして、『股旅』(78年/増村保造監督)、『キッドナップ・ブルース』(82年/浅井慎平監督)の2作品を最新のHDデジタルリマスターで11/6(水)に発売することが決定しました。両作品とも初Blu-ray化となります(発売・販売元:キングレコード/DVD同時発売)。

  1960年代に発足し、既存の日本映画とは一線を画し、前衛的な芸術作品や野心的な青春映画を中心に傑作の数々を世に送り出した伝説の映画会社「日本アート・シアター・ギルド(ATG)。今回最新のHDデジタルリマスターで初Blu-ray化が実現したのは、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童の本格的映画出演作『曽根崎心中』と、コメディアンとして活躍していたタモリ(森田一義)を主役に据えた『キッドナップ・ブルース』。両作品とも映画俳優ではないタレントを主演に据えた異色かつ見ごたえのある作品だ。

梶芽衣子が各賞を総なめ!素顔の宇崎竜童で人形浄瑠璃の物語を増村保造が映画化『曽根崎心中』
Sonezaki_MAIN  1978年に公開された『曽根崎心中』は、「此の世の名残り、夜も名残り…」の道行文で知られる近松門左衛門の人形浄瑠璃の傑作を、抑圧的な環境に対抗して意志的に生きる女性像をプログラム・ピクチャーの中で追求した増村保造監督が映画化。20代でイタリアに留学し、ルキノ・ヴィスコンティやフェデリコ・フェリーニなどイタリア・ネオリアリズモの巨匠に師事し、『清作の妻』(65)、 『兵隊やくざ』(65)を発表し、のちに大映ドラマ「赤いシリーズ」なども手掛けた増村監督の代表作の一つ。ATGでは三島由紀夫の原作を映画化した『音楽』(72)に続く2作品目。「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」で大人気のダウン・タウン・ブギウギ・バンドのリーダーだった宇崎竜童がトレードマークのサングラスを外して本格的に俳優デビューしたことも話題になり、お初役の梶芽衣子の演技は絶賛され、ブルーリボン賞主演女優賞をはじめ数多くの賞を受賞した。

主演タモリ、多彩な人物たちが織りなす奇妙な旅のスケッチ『キッドナップ・ブルース』
MAIN  1982年に公開された『キッドナップ・ブルース』は、コメンテーター、音楽プロデューサー等、多彩な顔を持つ写真家・浅井慎平が脚本、監督、撮影の全てを担当し、コメディアンとして活躍していたタモリを主演に据えた異色作。売れないミュージシャンと鍵っ子の孤独な二人が日本列島を自転車で旅する姿を夏から秋へ、そして冬へと移ろう美しい風景の中に捉え、様々な人々との出会いと別れを描く。ジャズ好きで知られるタモリがトランペットを吹くシーンがあったり、日本を代表するジャズピアニストで本作の音楽も担当した山下洋輔が本編にもピアニストとして登場したり、桃井かおりが少女の母親として声の出演をするほか、映画評論家の淀川長治や岡本喜八監督、室田日出男、宮本信子、伊丹十三、竹下景子、所ジョージら多彩なゲスト陣が出演していることにも注目。また、タモリが歌う挿入歌「狂い咲きのフライデイナイト」は桑田圭祐が昨詞作曲を手掛けたのも話題となった作品。


【作品詳細】
<曽根崎心中>
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-642
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1665
<キッドナップ・ブルース>
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-643
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1666

SF映画の金字塔にして衝撃作『地球爆破作戦』初BD化!

SF映画の金字塔にして衝撃作『地球爆破作戦』初BD化!

この度冷戦下のアメリカを舞台に、スーパーコンピューターの防衛システムの暴走を描いたSF映画の金字塔『地球爆破作戦』をBlu-rayとDVDを2019年11月13日に発売することとなりました(発売・販売元:キングレコード/Blu-ray・DVD同時発売)。映画ファン待望の国内初Blu-ray化です。
 『ターミネーター』(84)、『マトリックス』(99)、最近では『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でも描かれた自我が目覚めたコンピューターによる暴走。もしも国家の防衛をもコンピューターに任せたらどうなるのか?外敵からのあらゆる攻撃に対応し、国家の平和を守るはずのコンピューターが出した答えは人類こそが有害な存在というものだった…1970年に製作された『地球爆破作戦』はそんな疑問に痛烈な答えを提示する、知る人ぞ知る伝説的SFと言われている傑作。冷戦まっただ中に製作されたにもかかわらず、反乱を起こしたコンピューターに対し、アメリカとソ連が共闘する点もユニークだ。1966年に発表されたD・F・ジョーンズの原作を基に、『サブウェイ・パニック』のジョセフ・サージェント監督が手腕を発揮した。
 製作はスタンリー・チェイス(『ハイローリング』(78))、『チャイナシンドローム』(79)の監督のジェームズ・ブリッジスが脚本を務め、傑作SF『ウエストワールド』(73)『未来世界』(76)を手がけたジーン・ポリトが撮影を担当。音楽はミシェル・コロンビエ(『リスボン特急』(72)、美術を『オペラ座の怪人』(43)や『アラバマ物語』(62)などで米アカデミー賞美術賞を受賞したアレクサンダー・ゴリツェン、舞台装置をジョン・マッカーシー・Jr(『夕陽に向かって走れ』)などが担当し、衣装デザインは『ローマの休日』(53)『スティング』(73)でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したイーディス・ヘッドが手がけるなど、豪華なスタッフ陣がそろっている。出演はエリック・ブレーデン(『新・猿の惑星』(71))、スーザン・クラーク(『夕陽に向かって走れ』(69))その他、ゴードン・ピンセント、ウィリアム・シャラート、アレックス・ローディンなど。
 なお、山田康雄が主人公を担当したテレビ版の日本語吹替音声の収録も決定した。人類がコンピューターに支配されるという斬新な作品内容でその後のSF映画界に様々な形で大きな影響与えたと評される先駆け的作品の本作。ぜひBlu-rayで確認を。

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【作品紹介】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-644
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1667

『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』 緊急公開決定!

『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』 緊急公開決定!

洗脳殺人鬼、チャールズ・マンソン狂気犯罪から50年。
大魔王マンソン地獄に陥った女性殺人犯たちを描く
『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』
アップリンク吉祥寺にて緊急“悪魔”のロードショー決定!!

≪悪魔のファミリー≫による血みどろ残虐シャロン・テート/ラビアンカ事件から50年。
カルト集団の大魔王チャールズ・マンソンによる洗脳の果て、思考停止と狂信により
終末人種戦争<ヘルター・スケルター>へと突き進んだ女たちを描く新作映画。
これを観れば事件の概要がよくわかる!

先日新宿シネマカリテの映画フェス、カリコレⓇ2019(7月13日~8月9日)にて日本初上映された、1969年8月9日に女優シャロン・テート殺害して全米を震撼させたカルト集団チャールズ・マンソンとそのファミリーを、女性の実行犯たちに焦点をあてて描く新作映画『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』ですが、9月6日(金)よりアップリンク吉祥寺にて緊急“悪魔”のロードショーとなることが決定いたしました。今年はマンソン軍団による凄惨な事件が起こってからちょうど50年にあたり、<マンソン逮捕50年>を記念しての上映ともいえます。

1969年8月9日未明、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)で知られる鬼才ロマン・ポランスキー監督の夫人であり女優のシャロン・テートが妊娠八か月の身重な体をズタズタに切り裂かれ、ハリウッドの自宅で友人4人とともに惨殺された。玄関のドアにはテートの血液で“Pig”(ブタ)の文字が残され、5人の死体の合計の刺し傷は102を数えた。翌8月10日未明、ロサンゼルスに住むラビアンカ夫妻が残忍な手口で殺害され、現場の壁や冷蔵庫には血で“Death to pigs”(ブタに死を)“Healter Skelter”(綴りを間違えてしまっている)と書かれた。69年末に逮捕されたのはチャールズ・マンソンとその信者=ファミリー約20人。マンソンは自らをキリストの復活、悪魔とも称してコミューンを形成していたカルト集団の首領。いけにえの儀式を行う様々な悪魔崇拝秘密結社や白魔術結社とも繋がりを持ち、凶悪バイカー軍団<ストレート・サタンズ>や<サタンの奴隷>とも接触していた。ビートルズに心酔していたマンソンは楽曲「ヘルター・スケルター」をもとにした独自の終末論を展開、やがて地球上に黒人が白人を皆殺しにする人種戦争が勃発、その間デス・バレー国立公園に存在する「Devil’s Hole」という穴から地下に広がる地底王国に身を潜めていたマンソン軍団が満を持して[悪魔の穴]から姿をあらわし、自身が世界の王となって黒人を自由自在に操るというもの。この人種戦争の決行が<ヘルター・スケルター>であり、黒人のブラックパンサー党の仕業に見せかけ、自身で戦争を引き起こそうとしたのがこれらの惨殺事件だった。殺人の実行犯はマンソンに盲従する二十歳前後の女たちを中心としたファミリーのメンバー。ラビアンカ事件ではファミリーは死体の腹部にフォークを突き立て、喉にステーキナイフを刺し、その惨状を前にビートルズの「Piggies」を歌い狂った。
本作は1969年に実際に起こったこのマンソン・ファミリーによる無差別連続殺人にインスパイアされ、マンソン・ファミリーの女性メンバーであり殺人の実行犯であるレスリー・ヴァン・ホーテン、パトリシア・クレンウィンケル、そしてファミリーのなかでも最狂・最悪のスーザン・アトキンスがいかにしてチャールズ・マンソンと出会い、洗脳と狂信の果ての殺人、そして逮捕、収監されるという負のスパイラルに堕ちていったかを描く。原作はエド・サンダースによる著書「ファミリー-シャロン・テート殺人事件」。平和的なヒッピー集団が戦闘的な殺人結社と化すまでを圧倒的な迫力で綴ったこのすさまじい犯罪ドキュメントをベースに、語りつくされた題材に新たな視点を盛り込むためにレスリー・ヴァン・ホーテンの長きにわたる獄中生活を記録したカーリーン・フェイスの著書『The Long Prison Journey of Leslie Van Houten: Life Beyond the Cult(原題)』の要素も取り入れられた。監督のメアリー・ハロン、脚本のグィネヴィア・ターナーは『アメリカン・サイコ』(2000年)の女性コンビ。残虐な殺人そのものやマンソンではなく実行犯にフォーカス、カルト集団に参加するところから収監されるまでの過程を描く本作は、過去に作られた数多くのマンソン関連映画作品とは異なる、新たな見方を提示する。マンソン・ファミリー役には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のハンナ・マリー、ケヴィン・ベーコンの娘ソシー・ベーコン、女優でありミュージシャンとして活躍するマリアンヌ・レンドンが扮し、チャールズ・マンソンをイギリスTVシリーズ「ドクター・フー」で知られるマット・スミスが演じている。またマンソンを音楽業界に紹介してしまったビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソン、そしてシャロン・テート殺害のきっかけとなったともいわれている音楽プロデューサーであるテリー・メルチャーのキャラクターも登場、1969年に起きたこの事件への過程を再確認できる内容ともなっている。
なお、実際の主要実行犯の3人だが、スーザン・アトキンスは2009年に獄中で死亡、レスリー・ヴァン・ホーテンは22回の仮釈放申請が却下され、23回目を申請中、パトリシア・クレンウィンケルは14回の仮釈放申請却下をへて共にカリフォルニアの刑務所に今でも収監されている。チャールズ・マンソンはカリフォルニア州コーコランの刑務所に収監されていたが2017年11月19日ベイカーズフィールドの病院に運ばれ死亡した。ちなみにこれまでマンソン・ファミリーを題材にした映画作品は数多く作られてきたが、その第一作目となった『マンソン/悪魔の家族』(72年)の製作・監督をつとめたローレンス・メリックは何者かに射殺され死亡、『ヘルター・スケルター』(76年)のトム・グリース監督は作品完成の翌年に心臓発作で死亡、悪魔マンソンの呪いではないかという噂が流れた。

■2018年ベネチア国際映画祭正式出品
チャーリー・セズ/ マンソンの女たち
2018年|アメリカ映画|110分|カラー|5.1ch|原題:CHARLIE SAYS
提供・配給:キングレコード|© 2018 SQUEAKY FILMS, LLC
監督:メアリー・ハロン「I SHOT ANDY WARHOL」「アメリカン・サイコ」
製作総指揮:マイケル・ゲリン、エド・サンダース、デヴィッド・ヒラリー
製作:ダナ・ゲリン、シンディ・ライス、ジェレミー・ローゼン、ジョン・フランク・ローゼンブラム
原作:エド・サンダース(「ファミリー-シャロン・テート殺人事件」)
脚本:グィネヴィア・ターナー「アメリカン・サイコ」
音楽:キーガン・デウィット「ケイト・プレイズ・クリスティーン」
美術:ディンズ・ダニエルセン
衣装:エリザベス・ウォーン
撮影:クリル・フォースバーグ
編集:アンドリュー・ハフィッツ「BULLY ブリー」
出演:
ハンナ・マリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・レスリー・ヴァン・ホーテン
ソシー・ベーコン・・・・・・・・・・・・・・・・・パトリシア・クレンウィンケル
マリアンヌ・レンドン・・・・・・・・・・・・・・・スーザン・アトキンス
メリット・ウェヴァー・・・・・・・・・・・・・・・カーリーン・フェイス
スキ・ウォーターハウス・・・・・・・・・・・・・・メアリー・ブランナー
チェイス・クロフォード・・・・・・・・・・・・・・テックス・ワトソン
アナベス・ギッシュ・・・・・・・・・・・・・・・・バージニア・カールソン
ケイリー・カーター・・・・・・・・・・・・・・・・スクィーキー・フロム
グレイス・ヴァン・ディーン・・・・・・・・・・・・シャロン・テート
マット・スミス・・・・・・・・・・・・・・・・・・チャールズ・マンソン
ジェイムズ・トレヴェナ・ブラウン・・・・・・・・・デニス・ウィルソン
ブライアン・エイドリアン・・・・・・・・・・・・・テリー・メルチャー

9/6(金)より、アップリンク吉祥寺にて悪魔のロードショー!!

衝撃作『歯まん』発売決定!女子高生が局部で男性器を食いちぎるっ!

衝撃作『歯まん』発売決定!女子高生が局部で男性器を食いちぎるっ!

この度、魅力的なストーリーとともに刺激的な“愛のカタチ”を提供する映画レーベル<エロティカクイーン>より第4弾作品として凶器の性器を持ってしまった少女を描く、生と性と愛”がテーマの狂気の純愛ダークファンタジー『歯まん』のBlu-ray&DVDを11月6日に発売することとなりました(レンタル開始同日開始/ 発売・販売元:キングレコード)。各所で話題となった作品のパッケージ化です。

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 在学中から、矢崎仁司、篠原哲雄らの現場に参加し、フリーの助監督として中村義洋、豊島圭介、三池崇史、石井裕也、山下敦弘など多くの監督の作品に従事し、『岬の兄弟』『ハード・コア』などで助監督をつとめる岡部哲也監督の自主作品の『歯まん』。初の長編監督作品で、自らの肉体の変化によって愛する人を殺してしまった少女の人生のひとひらから、愛とはなにか?生きるとはなにか?という普遍的な問いかけを観客に突き付けてくる。
 『舟を編む』『町田くんの世界』などを手がけ、日本映画界を代表する映画監督・石井裕也氏(以下敬称略)は「きっちり理不尽で横暴で、にも関わらず繊細でした」と本作について太鼓判を押している。更に池松壮亮、篠原哲雄、豊島圭介、井口昇など、映画界で大活躍する俳優、監督、評論家など多くの映画関係者から絶賛のコメントが寄せられている。
 2015年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭「オフシアター・コンペ部門」での北海道知事賞受賞を皮切りに、2015年のシッチェス・カタロニア国際映画祭、モントリオール世界映画祭などでも公式上映され、2017年にはカナザワ映画祭にて期待の新人監督による作品にも選出され、インディペンデント映画の祭典「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2018」で上映されると、2 回の上映はどちらも満席で終了。大盛況を受け、満を持して2019 年2月からの公開が決定した、映画ファンから厚い支持を受けた作品だ。一見スプラッターホラーにも思えるタイトルだが、実は自らの特異体質を知った女子高校生の孤独と苦悩を描く異色の作品。観客からは「最高に切ない純愛映画でした」「「コンプレックスを抱えた主人公に感情移入して少し泣きました」という感想も寄せられた。ちなみに、主人公に声をかけて思わぬ結末を迎える八百屋の店主を演じた宇野祥平の狂った演技も本作のポイント。日本映画界の新たなる異才の作品にぜひ注目してほしい。なお、セル版のBlu-rayとDVDがR18版、レンタル版はR15版でのリリースとなる。

【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-640
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1663

ヒトラーが愛し、世界中に憎まれた『レニ』珠玉のドキュメンタリー

ヒトラーが愛し、世界中に憎まれた『レニ』珠玉のドキュメンタリー

この度、キングレコードでは、映画監督としてヒトラーにその才能を愛され、戦後は世界中に憎まれ「20世紀を4回生きた」と言われる女性、レ二・リーフェンシュタールの波乱の人生を追った大作ドキュメンタリー『レニ』を11月6日に発売することとなりました。(発売・販売元:キングレコード/Blu-ray・DVD同時発売)。国内初Blu-ray化となり、HDニューマスターを使った商品は世界初です。

▼世界映画史の最重要人物の一人、レ二・リーフェンシュタール
レ二・リーフェンシュタールは、世界映画史、あるいはドイツ第三帝国を語るうえでは触れずに通ることはできない監督の一人だ。10代にダンサーとして注目を浴び、女優としてマレーネ・ディートリッヒと共演するなど活躍しながら、映画監督の道へと進み、自ら監督・主演をした『青の光』(32)で注目されナチスに招聘されドイツではいまもなおタブーとなっている1934年ナチス党大会の記録映画『意志の勝利』(34)を監督した。
1936年に行われたベルリン・オリンピック大会の記録映画『オリンピア』で第6回(1938年)ベネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。同作は映画史上に燦然と輝く傑作であり、日本でも1940年度のキネマ旬報ベスト・テンで外国映画部門で一位を獲得し、大ヒットした。スポーツ撮影の基本が確立した、と言われる『オリンピア』の撮影では、170人のスタッフを陣頭指揮し、当時では珍しかった移動撮影や複数の移動するカメラで撮影したフィルムを後に編集する技法、地面に穴を掘っての撮影、気球を使用しての空中撮影など、革新的な撮影方法を生み出した。ナチス党員になることもなかったレニだが、戦後に「ナチス協力者」のレッテルをはられ、非難、黙殺を受けながらも数多くの裁判を闘い抜き、70歳を越えて写真集「ヌバ」で見事なカムバックを果たし、2003年に101歳で亡くなるまでクリエイティブの現場で活躍し続けた。ちなみに、1940年代のベルリンを舞台に芸術と権力のはざまで葛藤する人々を描き数々の演劇賞を受賞した三谷幸喜作・演出の舞台「国民の映画」ではレ二・リーフェンシュタールは”ナチスに愛された女”として登場している。
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▼20世紀を4回生きた女性の真実に迫る
1993年に製作された本作はそんな彼女の波乱に富んだ人生をあますことなく描ききった唯一無二の作品である。1993年にシカゴ国際映画祭シルバー・ヒューゴ賞、グラーツ国際映画祭審査員賞、モントリオール国際映画祭ナショナル・フィルムボード賞を受賞、翌1994年にはサンフランシスコ国際映画祭ゴールデン・ゲイト賞、トレント国際映画祭銀りんどう賞、シドニー国際映画祭最優秀キュメンタリー賞、シアトル国際映画祭金の針賞などを受賞するなど世界各国の映画祭で話題をさらった映画『レ二』はレイ・ミュラー監督によるレ二へのインタビューを軸に、ダンサーとして踊る貴重なフィルム、主演映画、監督作品のメイキングフィルム、ナチ時代の映像や未公開の映像をふんだんに挿入して彼女の人生の軌跡を辿っていく。ファシズムをどうとらえるか、ヒトラーやゲッペルスなどナチ高官との関係、あるいは芸術家の政治的責任について、孫のような世代のミュラー監督が執拗な質問をしても、レ二はひるまずに自分の正当性を主張し、ときには猛然と反論する。そしてそのレ二に臆することなく互角にわたりあう監督のミュラー。本作で監督はレ二がなぜ「憎まれ、愛され、弾劾され、賞賛される」のかを明らかにする。想像を絶する幾多の困難にも常に真正面から立ち向かい、芸術のためにはすべてを投げ打って没頭するレニ。激動の時代の貴重な未公開フィルムもまじえながら、“20世紀を4回生きた女性”といわれる彼女の素顔に迫っていく。なお、特典としてオリジナル予告編の収録が決定した。
レニが心血を注いだベルリンオリンピックと言えば、現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」では上白石萌歌がに同オリンピックに出場した伝説のスイマー・前畑秀子を演じ「前畑、頑張れ!」の伝説実況シーンが再現されたことなどを考えると、感慨深い作品である。


▽レ二・リーフェンシュタール プロフィール
1902年8月22日ベルリン生まれ。10代でダンサーとしてデビュー、ミュンヘンやベルリンの舞台で活躍。22歳のとき、膝の裂傷によりダンサーとしてのキャリアを諦め、偶然見た映画『運命の山』のポスターに魅かれ、監督に手紙を書くことで映画女優への道にすすむ。『聖山』『大いなる跳躍』『モンブランの嵐』などの山岳映画に出演。1932年『青の光』で主演だけでなく監督としてデビュー。ベネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞する。第三帝国下、ヒトラーの庇護のもと、1934年ニュルンベルク党大会の記録映画『意志の勝利』、映画史上に残る『オリンピア』などの問題作・話題作を発表。戦後米軍、のちに仏軍に逮捕されて収容所送りとなり、1948年まで拘禁生活を送った。非ナチ審査の結果「職業禁止」処分は受けなかったものの、ナチスの協力者とみなされ長年にわたり非難、黙殺され続けた。1970年代以降はアフリカのヌバ族の写真集のほか、数々の水中写真の写真集を発表、奇跡的なカムバックを果たした。100歳を迎えた2002年『ワンダー・アンダー・ウォーター 原色の海』で映画監督として復帰。2003年、長年助手をつとめたホルスト・ケトナーと結婚、彼に看取られ101歳で死去した。
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【詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-641
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1664

『スクール☆ウォーズ』DVD-BOX発売記念特番が決定!!

『スクール☆ウォーズ』DVD-BOX発売記念特番が決定!!

ラグビーワールドカップ(RWC)日本開催という歴史的記念イヤーである今年、今なお語り継がれる伝説のTVドラマ『スクール☆ウォーズ』初のDVD-BOX発売(発売元:TBS 発売協力:TBSグロウディア/販売元:キングレコード) 、および動画配信サービス「Paravi(パラビ)」での独占初配信が決定しましたことを記念して、 来る8月24日、ラグビーの日に山下真司さんほか豪華ゲストが参加する記念特番「Paravi配信&DVD-BOX発売記念 スクール☆ウォーズ同窓会2019」を配信することも決定!

 伝説のラグビードラマ『泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ』の記念すべき初回は1984年10月。ラグビーW杯の日本開催イヤーの今年は、奇しくも『スクール☆ウォーズ』誕生35周年の記念すべき年でもある。そして本ドラマの主人公・滝沢賢治のモデルは、ラグビー部監督として伏見工業高校を率い、今なお伝説の全国大会優勝を成し遂げた山口良治氏。山口氏の指導によってドラマの登場人物のモデルともなった平尾誠二氏をはじめとする日本ラグビー界を率いた名選手たちが育ち、今の日本ラグビー界、ひいては今年のW杯開催に繋がったともいわれています。ドラマ『スクール☆ウォーズ』の物語はまだまだ続いている・・・!!!“この秋はラグビーで心を燃やせ!!”

▼配信概要
タイトル:泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ  
配信開始日:9月1日(日)~ (配信話数:全26話)
News.Paraviサイト:https://news.paravi.jp/schoolwars_01/


▼特番配信
配信日:8月24日(土)18:30~Paraviにて無料配信 
出演:山下真司 松村雄基 伊藤かずえ 
MC:西尾季隆(X-GUN)
主題歌:麻倉未稀
プレゼンテーション2
【スクール☆ウォーズDVDBOX 公式サイト】
公式サイト:https://cnt.kingrecords.co.jp/schoolwars/

『恐怖の報酬』≪最終盤≫に『フリードキン・アンカット』緊急収録決定!

『恐怖の報酬』≪最終盤≫に『フリードキン・アンカット』緊急収録決定!

既報のとおり、9月18日に国内初のディスク化となる、ブルーレイ&DVDが発売となるウィリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』。その2枚組ブルーレイ商品である『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』≪最終盤≫ブルーレイに、フリードキン監督の映画キャリアを描いた最新のドキュメンタリー映画『フリードキン・アンカット』(2018年/イタリア映画)が緊急収録されることがたった今、決定した。完全な新作映画がこの商品で日本初登場となる。
 『フリードキン・アンカット』は2018年ヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映され、最優秀ドキュメンタリー賞にノミネート、イタリアのアカデミー賞ともいわれる2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞・最優秀ドキュメンタリー賞にもノミネートされた長編ドキュメンタリー映画で、アメリカのリリースが8月に予定されている完全な新作映画。『フレンチ・コネクション』(71)でアカデミー作品賞・監督賞ほか5部門受賞、『エクソシスト』(73)で全世界にオカルト・ブームを巻き起こした巨匠ウィリアム・フリードキン自身のインタビューを軸に、エレン・バースティン、ウィリアム・ピーターセン、ウィレム・デフォーなどのフリードキン作品出演者のほか、盟友のフランシスコ・フォード・コッポラ、フリードキンを敬愛するクエンティン・タランティーノやエドガー・ライトなど錚々たる面々がフリードキンについて語り、映画監督としてのフリードキン、一人の人間としてのフリードキンを浮き彫りにしていく。監督はイタリアの若手フランチェスコ・ジッペル。目下のフリードキン最新監督作『悪魔とアモルト神父 -現代のエクソシスト-』(17)でラインプロデューサーをつとめた俊英。フリードキンは巨大なヒット作や『恐怖の報酬』のような作家性を爆発させた作品など多くの重要作品を映画史に刻んできた監督だが、ひとつのジャンルを突き詰めたスペシャリストとはならず、あらゆるジャンルに挑戦してきた監督。だがそれがゆえに<フリードキンとはいったいどんな監督なのか>という輪郭が見えづらかったのも事実。本作はドキュメンタリー映画から映画作りをスタートさせたフリードキンの映画監督としての姿、そしてフリードキンという人間がどういう人物なのか、ということに初めて迫った記録映画となった。特に日本では未紹介に終わっているフリードキンのデビュー作、テレビ・ドキュメンタリー『People vs Paul Crump』(62)は、実際に死刑宣告を受けていた黒人ポール・クランプが無実だと信じたフリードキンがそれを訴えるために制作した作品で、その作品のあまりのパワフルさにポール・クランプの刑は減刑されたという事実は非常に興味深く、フリードキンの人間性の一端を垣間見ることのできる出来事である。またフリードキンは妥協を許さない映画作りの鬼ともいわれるが、そのとおり本作内でも存分に吠えており、まさにフリードキンという人間を理解する最良の作品といえる出来となっている。
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 そんな本作が緊急収録されるのが『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』の2枚組≪最終盤≫ブルーレイ。40年前に監督に無断で約30分もカットされ、編集も完全に変更された不本意なバージョンで公開されていた『恐怖の報酬』が監督の意図する【オリジナル完全版】として日本で初めて劇場公開されたのが昨年11月。旧作の再上映としては異例の観客動員を記録する大ヒットとなり、この度のブルーレイは待望の国内初ディスク化となる。その豪華版2枚組ブルーレイである≪最終盤≫には『フリードキン・アンカット』以外にも『ドライヴ』(11)のニコラス・ウィンディング・レフンがフリードキンの心の内に迫ろうとして窮地に立たされる緊張感あふれる約77分の対談のほか、フランスの映画評論家による解説、ニューヨークでの撮影時の貴重な現場映像(音声なし)など、200分を超える映像特典が収録。さらにはフリードキンの日本独自の最新インタビュー記事を含む全88Pの解説書が付属するなど、『恐怖の報酬』だけでなく、ウィリアム・フリードキン監督を知るうえでの全映画ファン必携といえるアイテムとなる。

『フリードキン・アンカット』
★2018年ヴェネチア映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
★2018年シカゴ国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
★2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞・最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
★2019年イタリア批評家協会賞・シルバーリボン賞受賞
2018年|イタリア映画|106分|原題:FRIEDKIN UNCUT
監督:フランチェスコ・ジッペル
出演:
ウィリアム・フリードキン
フランシス・フォード・コッポラ・・・・『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』監督
エレン・バースティン・・・・・・・・・『エクソシスト』主演
ウェス・アンダーソン・・・・・・・・・『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』監督
クエンティン・タランティーノ・・・・・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』監督
マシュー・マコノヒー・・・・・・・・・『キラー・スナイパー』主演
デイミアン・チャゼル・・・・・・・・・『ラ・ラ・ランド』監督
ウォルター・ヒル・・・・・・・・・・・『48時間』『ストリート・オブ・ファイヤー』監督
ウィレム・デフォー・・・・・・・・・・『L.A.大捜査線/狼たちの街』出演
エドガー・ライト・・・・・・・・・・・『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ベイビー・ドライバー』監督
ダリオ・アルジェント・・・・・・・・・『ウエスタン』原案、『サスペリア』監督
マイケル・シャノン・・・・・・・・・・『BUG/バグ』出演
ウォロン・グリーン・・・・・・・・・・『ワイルドバンチ』『恐怖の報酬』脚本
ウィリアム・ピーターセン・・・・・・・『L.A.大捜査線/狼たちの街』主演
ジーナ・ガーション・・・・・・・・・・『キラー・スナイパー』主演
キャレブ・デシャネル・・・・・・・・・『ハンテッド』『キラー・スナイパー』撮影
ズービン・メータ・・・・・・・・・・・インド出身の指揮者
ランディ・ジャーゲンセン・・・・・・・元ニューヨーク市警の捜査官、『フレンチ・コネクション』アドバイザー
フィリップ・カウフマン・・・・・・・・フリードキンの同級生、『SF/ボディ・スナッチャー』監督

なお、『恐怖の報酬【オリジナル完全版】』≪最終盤≫にはそのほかに下記特典映像が収録される。
●魔術師たち/フリードキン×ニコラス・ウィンディング・レフン対談/●「恐怖の形而上学」:フィリップ・ルイエー:魔術師について/●ウィリアム・フリードキン 魔術師の集合:アーカイブ映像/●日本版予告篇(短尺版)/●日本版予告篇(長尺版)/●英語字幕テロップ入り本編(画面サイズ1:1.78)/●ウィリアム・フリードキン監督、日本公開に向けたコメント動画

【商品詳細】
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45797

ソフト化『明日よさらば』、ヴェンダース米進出作『ハメット』発売決定!

この度、キングレコードでは、ジョン・カサヴェテス主演作にして初めてのソフト化となる『明日よさらば』、ヴィム・ヴェンダースのハリウッド進出作で今回が初めてのBlu-ray化となる『ハメット』を10月9日に発売することとなりました。(発売元:シネマクガフィン/販売元:キングレコード/Blu-ray・DVD同時発売)。
 
ジョン・カサヴェテス主演、クールなバイオレンス犯罪アクション。初ソフト化が実現!『明日よさらば』
 1969年に製作された『明日よさらば』は、ジョン・カサヴェテス、ピーター・フォーク、ジーナ・ローランズ共演によるバイオレンス犯罪アクション(英題は「Machine Gun McCain(マシンガン・マッケイン)」)。監督はイタリア移民の冤罪事件を映画化した『死刑台のメロディ』(71)で知られる異才ジュリアーノ・モンタルド。アメリカ西海岸サンフランシスコを舞台に、マフィア組織が経営するカジノから金を強奪した男女の逃走を描く。クールなキャラクター、スタイリッシュな演出、ドライなタッチで展開するストーリー、ゲリラ撮影でのハードなカーチェイスも盛り込まれ、画面からは緊張感があふれ出る。破滅へと向かってゆくカサヴェテスの鬼気迫る演技に目が離せな。い。原作は長年にわたりマフィアを取材してきたジャーナリスト、オヴィッド・デマリスの小説「Candyleg」(61)。出演には他にコケティッシュな魅力のスウェーデン人女優ブリット・エクランド、ミケランジェロ・アントニオーニ『情事』の名優ガブリエル・フェルゼッティ。エンニオ・モリコーネの音楽も秀逸でサウンドトラック盤も人気がある。 傑作『アルジェの戦い』でアクション監督を務めた監督のジュリアーノ・モンタルドはイタリアでデビューした後にアメリカへ渡り、ジャネット・リー、エドワード・G・ロビンソン、クラウス・キンスキーらを配した『盗みのプロ部隊』(‘67)で、世界的ヒットを収める。その成功から、新たにカサヴェテスを主演に起用して本作を撮り、カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートを果たした。他の監督作にベン・ギャザラ、バート・ランカスター共演『戦慄の黙示録』(87)、ニコラス・ケイジ主演『エネミー・ウォー』(91)、近年にはドストエフスキーを描いた「サンクトペテルブルクの悪魔たち」(08)、「企業家」(11)がある

8月2日に新作公開ヴィム・ヴェンダース×F・F・コッポラ製作総指揮。美しきハードボイルド『ハメット』
  1982年に製作された『ハメット』は、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』『ベルリン・天使の詩』『パリ、テキサス』などの名作で知られ、最新作『世界の涯ての鼓動』が8月2日より公開となる名匠ヴィム・ヴェンダースのハリウッドデビュー作。 『マルタの鷹』『血の収穫』などの探偵小説で著名なハードボイルド作家ダシール・ハメット(1894-1961)を主人公にしたジョー・ゴアズのミステリー小説を映画化した。舞台は1928年のサンフランシスコ。私立探偵を退いた主人公のハメットが巻き込まれた中国人娘の失踪事件を描く。フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮し、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞したロス・トーマスが脚本に参加、撮影にはサミュエル・フラーやロバート・アルドリッチ作品の多くを手がけたジョセフ・バイロックが担当、『007』で知られるジョン・バリーが音楽という豪華陣が揃った。ドイツ人監督ヴェンダースのハリウッド進出作となった本作は完成まで7年が費やされハードボイルドな世界観にとどまらず、美しくミステリアスなトーンを生み出した異色作。ヴェンダースのペシミスティックなアメリカ映画へのオマージュが綴られる。主演のハメット役に『ワン・フロム・ザ・ハート』『地獄の黙示録』のフレデリック・フォレスト。事件の依頼人となる元同僚ライアンに『ヤング・フランケンシュタイン』『タクシ-ドライバー』のピーター・ボイル。ジョン・ヒューストン監督『マルタの鷹』にも出演していたエライシャ・クックJr.、30年代のフリッツ・ラングやヒッチコック作品で知られる伝説的女優シルヴィア・シドニ-が強い印象を残す。
 
『明日よさらば』 
機銃が虚空に火を吹く―巨大な暗黒組織に挑んだ孤独な男女の凄絶な死斗
ジョン・カサヴェテス主演の傑作ハードボイルドが公開から50年を経て遂に初ソフト化!!
★1969年(第22回)カンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート
BD:¥4,800+税(品番:KIXF-636)/DVD:¥3,800+税(品番:KIBF-1659)
●10/9(水)発売  発売元:シネマクガフィン 販売元:キングレコード   ©1969 Euroatlantica S.p.A.- Italy.
1969年/イタリア映画/95分/公開日:1969年6月28日
■監督:ジュリアーノ・モンタルド■製作:マルコ・ヴィカリオ、ビーノ・チコーニャ■原作:オヴィド・デマリス■脚本:ミーノ・ローリ、ジュリアーノ・モンタルド■台詞:イスラエル・ホロウィッツ■撮影:エリコ・メンツェール■美術:フラヴィオ・モヘリーニ■衣装:エンリコ・サバッティーニ■音楽:エンニオ・モリコーネ
●出演:ジョン・カサヴェテス、ブリット・エクランド、ピーター・フォーク、ガブリエル・フェルゼッティ、ジーナ・ローランズ、フロリンダ・ボルカン、サルヴォ・ランドーネ、トニー・ケンドール、ピエルルイジ・アプラ、ルイジ・ピスティッリ、マルゲリータ・グッジナーティ
【物語】 アメリカのサン・クィンティン刑務所からマッケイン(J・カサヴェテス)が釈放された。彼は情婦ローズマリーと組んで数々の強盗を働き、伝説的なギャングになっていた。迎えに来てくれたのは息子のジャックだった。アパートについたマッケインは保釈金は、ラスベガスのカジノ・ロイヤルを襲撃し百万ドルを手に入れる計画だと聞かされた。この計画にはアダモという影の計画者がいたが、マッケインに、そのことは知らされていなかった…
【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-636
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1659
『ハメット』 
1928年アメリカ。探偵作家ダシール・ハメット…彼につきまとうのは硝煙と薔薇の香り。コッポラ総指揮、ヴィム・ヴェンダース監督。男の胸をグッと突く、ハードボイルド・ミステリー!国内初BD化。
★1982年カンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート
BD:¥4,800+税(品番:KIXF-637)/DVD:¥3,800+税(品番:KIBF-1660)
●10/9(水)発売  発売元:シネマクガフィン 販売元:キングレコード   ©1982 Studiocanal-Zoetrope Studios.
1985年/アメリカ映画/97分/公開日:1985年12月21日
■監督:ヴィム・ヴェンダース■脚本:デニス・オフラハティ、ロス・トーマス■原作:ジョー・ゴアズ■製作:ロナルド・コルビー、フレッド・ルース、ドン・ゲスト■製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ■音楽:ジョン・バリー■撮影:ジョセフ・バイロック、フィリップ・H・ラスロップ■編集:バリー・マルキン
●出演:フレデリック・フォレスト、マリル・ヘナー、ピーター・ボイル、リディア・レイ、ジャック・ナンス、シルヴィア・シドニー、リチャード・ブラッドフォード、R・G・アームストロング、エリシャ・クック・Jr、ローヤル・ダーノ、マイケル・チャウ
【物語】
探偵小説をタイプし終えたハメット(フレデリック・フォレスト)のもとに、探偵社時代の仲間が訪ねてくる。消えた中国娘を探す彼に頼まれチャイナタウンを案内するハメットだったが、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく……。

【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-637
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1660

『血を吸う粘土~派生』上映決定&本家「シッチェス映画祭」出品決定!

『血を吸う粘土~派生』上映決定&本家「シッチェス映画祭」出品決定!

『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション』は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、2013年、2014年、2015年まで開催され、そして、昨年2018年、日本のホラーファンから復活を求める声が多数集まり、3年振りに完全復活! そして、令和元年の今年も『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』の開催が決定!今年で6回目を迎えます。観客を恐怖のどん底へ叩き落す強力なラインナップをひっさげ、日本に登場!

スペイン本国「シッチェス映画祭」Midnight X-Treme 部門 コンペティション作品に正式決定!
この度、日本映画『血を吸う粘土~派生』(監督:梅沢壮一)が、今年10月3日よりスペイン本国で開催されます「シッチェス映画祭」のMidnight X-Treme部門 コンペティション作品に正式決定しました!これを受け、今年10月に日本で開催となります『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』での上映も決定! 今年の10月にスペインと日本、同タイミングでの【ダブル上映】が実現しました!そして、今回の劇場公開を記念し、新たなポスタービジュアルも完成しました!
「血を吸う粘土~派生」ポスタービジュアルFIX
シッチェス映画祭にて、まさかの日本人監督対決勃発!!!!!
『血を吸う粘土~派生』(監督:梅沢壮一)の上映と合わせて、世界的クリエイター西村喜廣監督が“今一番脱げるシンガーソングライター”藤田恵名を主演に迎え、驚異の60万VIEWを叩き出したミュージックビデオを衝撃の長編劇場映画にパワーアップさせた『WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス』の上映も決定しています。日本から遠く離れた異国の地シッチェスにて、梅沢壮一VS西村喜廣 というまさかの日本人監督対決が勃発致します!

★”呪いの粘土”カカメの恐怖が再び巻き起こる・・・!!『血を吸う粘土』第2弾!
ミスiD2018の新キャスト、そして黒沢あすか、津田寛治らが前作に続いて登場!


前作『血を吸う粘土』(2017)がトロント国際映画祭ミッドナイトのクロージング作品に選ばれ、ワールドヒットを記録した『血を吸う粘土』シリーズの第2弾! 
監督は前作に続き梅沢壮一(『ABC・オブ・デス2』)、主演は阪元裕吾監督作『ファミリー☆ウォーズ』などで鮮烈な印象を与えた新人女優・藤井愛稀。その他、あみこ、ろるらり等、講談社が主催するミスiD2018の女子達に加え、前作に続き、黒沢あすか、津田寛治などの実力派俳優が脇を固める。前作の直後、再び巻き起こる”呪いの粘土”カカメの恐怖を描くホラー映画。
メイン
★梅沢壮一監督、主演・藤井愛稀、よりメッセージも到着!
この度、梅沢壮一監督、主演を務める藤井愛稀より、本作へ込めた想い、そしてスペイン本国と日本の「シッチェス映画祭」で上映決定についてメッセージをいただきました。 

梅沢壮一監督 コメント
前作「血を吸う粘土」は僕の長編デビュー作でした。幸運なことに沢山の海外映画祭で上映され、この度続編を作ることが出来ました。シッチェス映画祭はかねてからの憧れで、2年前に訪れた時は観客の熱量と土地の素晴らしさにとても感動しました。それがまさか、シリーズ2作に渡って上映していただけることになるとは!大変光栄です!本作も様々な趣向を凝らし、前作とはまた違ったテイストの作品に仕上がりました。是非劇場でご覧ください!

主演・藤井愛稀 コメント
藤井愛稀 こんなにも美しい映画に主演として参加できましたことを本当に幸せに思います。初めての映画主演に少々不安もありましたが、素敵な共演者の皆さん、作品を愛するスタッフの皆さんとともにつくりあげることができました。まるでアクション映画のようなかっこよさがありながらも人間というものが色濃く描かれている本作は、ホラー映画が苦手な方にも愉しんで頂けるものになっていると思っております。

[ストーリ-]
前作でカカメに無惨に殺された伏見恭三の死を警察より知らされる娘の果林。火葬場で焼かれる伏見恭三の死体。果林に渡される遺骨。しかしその遺骨の中にカカメの身体の一部が残されていた。果林は木多天が主催する美術作品制作キャンプに参加するが、そこに持ち込まれた伏見の遺骨からカカメが復活し阿鼻叫喚の地獄が蘇る。

●監督・編集:梅沢壮一 ●プロデューサー:山口幸彦 ●脚本:梅沢壮一 神山順
●撮影:栗山進太郎 清水チカシ ●照明:小舟統久 ●美術:内藤愛
●音楽:中山孝 ●特殊造型:亀山夏美 ●特殊メイク:山田陽 中西桂子 ●VFX:岡野正広 水谷しゅん
●出演:藤井愛稀 AMIKO 藍染カレン 正本レイラ 美鈴 やね ろるらり
笹野鈴々音 笠原紳司 津田寛治 黒沢あすか
●製作:『血を吸う粘土~派生』製作委員会 ●制作プロダクション:ソイチウム
●2019/日本/100分 ⓒ2019『血を吸う粘土~派生』製作委員会

■映画祭タイトル「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019」
■期間:2019年10月
■場所:ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマスコーレ、シネ・リーブル梅田 
■料金:通常料金:1500円 専門・大学生、シニア:1100円 高校生以下:1000円
■公式サイト: https://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/
■FB: https://www.facebook.com/sitgesfanta/
■ツイッター: https://twitter.com/sitges_fanta
■提供:キングレコード 配給・宣伝:ブラウニー 協力:松竹

初Blu-ray・初DVD化!『SF核戦争後の未来・スレッズ』 予告編映像解禁

この度、弊社より7/17(水)にBlu-ray&DVDが発売となりました、『SF核戦争後の未来・スレッズ』の予告編が解禁となりました。



 1984年にBBC(英国放送協会)によって製作された本作は、徹底したドキュメンタリー手法と革新的な編集で核の恐怖に迫った衝撃作。物理学、医学、農学、心理学等、各分野の世界的権威者50人以上が制作に協力し、500人あまりのエキストラを投入したオールロケ撮影を敢行。核戦争そのものよりも、核戦争後の文明が崩壊した世界で地獄の日々を生きる人々の悲惨さを描き、海外では「核戦争とその余波の完全な恐怖と、その事象が人間文化に及ぼす致命的な影響を表現するのに最も近い作品。」として高い評価を得ている。
 本作は1984年9月23日、BBCにて放送され、その週の最高視聴率を獲得。翌年の1985年8月には<広島と長崎の原爆投下から40年>を機に再放送、同時に『The War Game』も制作から20年を経て初めてテレビ放送が行われた。日本では1984年8月9日、テレビ東京で放送されている。
 監督のミック・ジャクソンはケヴィン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン主演の大ヒット作『ボディガード』の監督であるが、自身のキャリアで最も誇れる作品はこの『SF核戦争後の未来・スレッズ』であると語っている。1985年には英国アカデミー賞7部門にノミネート、最優秀シングル・ドラマ賞、最優秀デザイン賞、最優秀撮影賞、最優秀編集賞を受賞している。
 物語は、イギリス有数の都市のひとつシェフィールドを舞台に、結婚を決めたカップルを軸に突然核の脅威に直面することとなった人々の様子を数年に渡って描く。徹底的な検証のもとに表現された核戦争を経た世界の様子はまさにこの世の終わりを感じる内容だ。今回解禁となった予告編はBlu-rayとDVDの特典として収録されているもの。核の脅威にさらされた人々が逃げ惑う姿や、破壊され荒廃した街の様子が描かれる。その中には、母親を探してさまよう子どもの姿やカメラにうつろな目を向ける女性の姿、そしてなんとか生き延びようとする人々の様子も・・・。35年前の作品ながら、観る者を戦慄に誘う衝撃は全く色あせない。

 なお、今回発売となったBlu-rayとDVDには、主人公ルースを演じたカレン・ミーガーが出演の経緯や当時の社会情勢などについて語る「“終末”のためのオーディション」、美術を務めたクリストファー・ロビリヤードがどのように作品の世界を構築していったかについて語る「“破壊”のデザイン」、撮影監督のアンドリュー・ダンが作品の反響などについて語る「“全滅”をカメラに収めて」、予告編2種が特典映像として収録されている。

【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-622
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1641