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4月8日発売 4タイトル情報解禁!

4月8日発売 4タイトル情報解禁!

4月8日(水)発売の以下の商品情報が解禁になりました。
プレゼンテーション1
◆『スクールズ・アウト』
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1700

◆『愛の小さな歴史  誰でもない恋人たちの風景vol.1』
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-663
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1701

◆『死体語り』
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1698

◆『ザ・ゴーレム』
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1699


『エンテベ空港の7日間』DVD発売決定!

史上有名な奇跡の人質救出劇“エンテベ空港奇襲作戦”──。その成功の裏に隠された知られざる真実とは!?
人質救出までの7日間──極限の状況下でハイジャック犯、人質、政府首脳らの間にいったい何が起きていたのか?
過去3度も映画化された実話に基づき、岐路に立たされた人間たちの対立と葛藤をスリリングに描いたポリティカル・ヒューマン・サスペンス!

https://youtu.be/ErmQ8DvIkwo

◆4/15(水)DVD発売『エンテベ空港の7日間』
http://kingmovies.jp/library/kibf-1686

≪キングレコード・ロックムービー・クラシックス第二弾≫発売決定!

≪キングレコード・ロックムービー・クラシックス第二弾≫発売決定!

ダムドからジャーニーまで!音楽ドキュメンタリー映画の数々が待望のリイシュー。
ロック好きは、観て絶対に損は無い厳選の15作品!!

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この度、音楽ドキュメンタリー映画の数々を3月11日(水)にお求めやすい価格のDVD、ブルーレイで再発売することとなりました。この音楽ドキュメンタリー映画の廉価再発売は2016年以来4年ぶりとなります。
この度再発売となるのは全15作品(ブルーレイ12タイトル、DVD15タイトル)。15作品中12作品が初めて廉価版となります。ジャニス・ジョプリン、ポリスからストゥージズ、しまいにはザ・レジデンツまでジャンルはバラバラですが、すべて<ロック>の範疇でとらえられる作品となります。なかでも世界的にロック・ドキュメンタリー映画の最高峰のひとつと評される、70年代末から80年代にかけてのアメリカのパンクロック暴発の瞬間をとらえた『ザ・デクライン』は100分超の映像特典を収録、これら特典は単品発売では初めての収録となります(過去にBOX商品では発売済み)。

またジム・ジャームッシュ監督がストゥージズを描いた『ギミー・デンジャー』、ストゥージズに影響されたロンドン・パンク勢初のレコードを発売したダムドを描く『地獄に堕ちた野郎ども』、それらに影響を受けて勃発したアメリカのパンク・ムーブメントの中心であったバッド・ブレインズの『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』、バッド・ブレインズや『ザ・デクライン』に登場するブラック・フラッグやジャームス等の影響を受けつつ、アメリカン・ハードコアとその後のメロコア世代を繋ぐディセンデンツを描く『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL』、そして90年代メロコアブームの中心となったNOFXのファット・マイクが主宰するレーベル、FAT WRECK CHORDSのドキュメンタリー『A FAT WRECK:ア・ファット・レック』など、パンクロックの歴史の一端をこの廉価再発作品のなかで網羅することが可能です。

さらには80年代のヘヴィ・メタルシーンを切り取った『ザ・メタルイヤーズ』では、水着の美女に囲まれてロックスターを夢みるODINのメンバー、セックスを自慢するグルーピーが登場、下着姿の女性とともにKISSのポール・スタンレーはメタルの本質を語り、オジー・オズボーンはオレンジジュースをこぼします。そしてW.A.S.P.のクリス・ホームズは母親を隣に豪邸のプールに浮かびながら、冨と名声を得た後の孤独と悲哀、ドラッグとアルコール依存の悲惨さを泥酔状態で語り、映画完成後はクリスは「観るんじゃねぇぞ!」と周囲に吼えました。金と名声、セックスとドラッグを夢見る若者たちのなかには真面目に音楽に打ち込む連中もいれば、パーティーアニマルと化す面々や挫折して消えていく連中もいるという現実を捉えた『ザ・メタルイヤーズ』に鑑賞後メタルファンは感動と失望の両極端な感情を味わいました。しかし本作は被写体に擦り寄らないスタンスのためか、これまた<音楽ドキュメンタリー>という世界においては最上級の評価を得ており、現代においても数々の媒体でTOPリストの上位に必ずランクインするという称賛を受けています。

黒沢清監督 前田敦子主演『旅のおわり世界のはじまり』発売決定

黒沢清監督 前田敦子主演『旅のおわり世界のはじまり』発売決定

世界的に有名な映画祭である第72回ロカルノ国際映画祭にて日本映画初の快挙となるクロージング作品に選ばれ8000人の観衆の前で上映され絶賛されるなど世界中で高い評価を得た黒沢清監督、前田敦子主演作品『旅のおわり世界のはじまり』のブルーレイ、DVDを2020年3月11日(水)に発売致します。

国内外で圧倒的評価を誇る映画監督・黒沢清が、ウズベキスタンに1か月まるまる滞在し、広い国土を存分に使ってロケ撮影された本作は、観客も一緒に異郷を旅しているような、ロードムービーとしての魅力に溢れた目覚めの物語。雄大なシルクロードの風景からホコリっぽい街角の雑踏、バザールの熱気までもをドキュメンタルに切り取り、1コマごとに主人公の心の移ろいを映し出している。主人公・葉子を演じるのは前田敦子。監督が「フレームに写っただけで独特の強さと孤独感が漂う」と話すとおり、異国の地に投げ込まれた不安や緊張を、繊細な表情で伝えている。また、本作で名曲「愛の讃歌」の歌唱に挑戦。クライマックスでは標高2,443mの山頂でアカペラの撮影に挑み、この現場で収録された歌声が劇中で使用されている。そして葉子と行動を共にする番組クルーを演じているのは、加瀬亮、染谷将太、柄本時生。本物の撮影スタッフと見紛うリアルさで、絶妙のチームワークを見せている。
日本・ウズベキスタン国交樹立25周年記念国際共同作品である本作は、日本映画では初の快挙となる、ロカルノ国際映画祭にてクロージング作品として8000人の観衆の前で上映され大絶賛された。その他、トロント国際映画祭など世界中の映画祭で上映され、高い評価を得ている。
海外映画祭出品一覧(2019年12月20日現在):・第72回ロカルノ国際映画祭(クロージング上映)・第44回トロント国際映画祭・第57回ニューヨーク映画祭・第63回BFIロンドン映画祭2019・第17回アルマティ国際映画祭(カザフスタン)・第24回釜山国際映画祭・第32回東京国際映画祭・第48回モントリオール・ニューシネマ映画祭・第16回香港アジアン映画祭2019・ 第34回マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)・2019ウィーン国際映画祭・2019ロンドンイーストアジア映画祭・2019AFI映画祭・第20回サンディエゴ・アジアン映画祭・第56回台北金馬映画祭・2019ドーハ・アヤル映画祭・第2回海南国際映画祭  
また、主演前田敦子の演技が国内外で大絶賛され、前田敦子は第11回TAMA映画賞最優秀女優賞、第43回山路ふみ子女優賞を受賞した。(2019年12月20日現在)今後も映画賞女優賞の受賞が期待される。

本商品では、特典映像として過酷なウズベキスタンでの撮影の模様を映したメイキング映像の他、初日舞台挨拶の映像を収録する。

ブルーレイ、DVD発売にあたり、主演の前田敦子、黒沢清監督よりコメントが届きました。

前田敦子コメント
ウズベキスタンのブルー、標高2443mの山頂、全てが私たちをやさしく向かい入れ包み込んでくれました。
葉子として過ごした約1ヶ月間が懐かしいです。

知らない土地での挑戦は葉子だけじゃなく私自身もそのまま重なるものがありました。
誰にでも夢や目指すことがあって、彷徨う。
でもその中で出逢う人々に導かれる。

美しい風景と葉子の心の成長を皆さんに是非感じていただければと思います。


黒沢清監督コメント
この半年、私は作品を携えて世界各地をまわったのですが、どこに行っても観客たちはウズベキスタンの風景に目を丸くし、前田敦子の一挙手一投足に驚きの声を上げていました。まるで、映画の画面にこのようなものが映し出されるのが史上初であるかのように。いよいよお茶の間でも同じ体験ができることになりました。どうぞ存分に味わってみてください

【商品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-661
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1694

ピーター・フォンダ初監督・主演『さすらいのカウボーイ』初BD化

ピーター・フォンダ初監督・主演『さすらいのカウボーイ』初BD化

この度、『イージー★ライダー』(69)の製作・主演、ピーター・フォンダが1971年に発表した初監督作、『さすらいのカウボーイ』(71)が2月5日(水)に国内初ブルーレイ化/DVD再発売にて発売となることが決定いたしました。

自由を求め、妻と娘を捨て旅立った男が、7年間におよぶさすらいの果て、放浪を共にしてきた親友を伴い家に戻る決意をする。突然の夫の帰還をすんなり受け入れない妻のもと、使用人―hired hand-として真面目に働くことで、少しずつ夫としての信頼を取り戻してゆく。だが、それは一方で友との別れを意味していた・・・・・・。

1966年、全米に吹き荒れたバイカー映画ブームを作り出したパイオニア的作品『ワイルド・エンジェル』で、クールで凶暴なモーターサイクルギャングのリーダーを演じ、1967年には当時全米に広がりを見せていたLSDなどのドラッグ・カルチャーを描いた『白昼の幻想』にデニス・ホッパーとともに出演、そして1969年、約37万ドルの製作費で約7,000万ドルの興行収入を稼ぎ出し、ハリウッドの常識をすべて覆したモンスター・フィルム『イージー★ライダー』をデニス・ホッパーとともに作り出したピーター・フォンダ。その成功により一挙にカウンターカルチャーの象徴、カリスマ的スターとなったフォンダが2年後の1971年、念願の初監督作として撮り上げたのが本作『さすらいのカウボーイ』だ。
さすらいのカウボーイメイン (2)

ウェスタンというジャンルにもかかわらずあまりに斬新なテーマ、徹底してリアリズムを追求したディテール、空前絶後のオーバーラップやスローモーションを駆使した映像などは、『イージー★ライダー』の再来を期待していた配給元=ユニバーサルにとっては理解を超えたものだった。結局、ユニバーサルに理解されず不本意な公開を余儀なくされた本作は、静かにその姿を消した。その後は本国アメリカはもちろん日本においても、ズタズタに編集され物語もまったく異なるものに変えられたバージョンがたまにTV放映される程度で、完全に葬り去られたかに思えた。しかし一部の人々からは圧倒的支持を受け、伝説の映画として語り継がれるようになっていった。日本では巨匠・市川崑監督のほか、多くの評論家から公開当時生涯ベスト1に挙げられ、本国アメリカではクエンティン・タランティーノやマーティン・スコセッシなどの大物が本作を絶賛した。

共演には本作出演後、長年にわたってピーター・フォンダの親友となり、ともにモンタナのパラダイス・バレーに住んでいたというウォーレン・オーツ。サム・ペキンパー監督やモンテ・ヘルマン監督作品にはかかせない60年代~70年代の名優である。そして撮影には『未知との遭遇』でアカデミー賞受賞のヴィルモス・ジグモンド、美術に『ブレードランナー』のローレンス・G・ポール、音楽にボブ・ディラン作曲の「ミスター・タンブリンマン」のモデルとなったフォーク・ギターの名手ブルース・ラングホーンなど、本作はのちに超一流となる若手・新人スタッフ・キャストによって生み出された。初公開から30年を経た2001年、編集担当のフランク・マゾラと製作のウィリアム・ヘイワード、そしてピーター・フォンダによっていっさいの無駄をそぎ落とす形でディレクターズ・カット版として復活、2001年ベネチア映画祭を皮切りに、各映画祭で上映され大喝采を浴びる。ここ日本でも劇場公開され8週間のロングランヒットを記録した。

この度国内初ブルーレイ化となる本作のマスターは、ディレクターズ・カット版をベースに2箇所/約28秒のシーン追加、2箇所の台詞の追加、そしてディレクターズ・カット版に存在したディレクターズ・カット版制作に関するエンドクレジットを削除した新バージョン。ブルーレイには元のディレクターズ・カット版本編のほか日本でのTV放映版本編、削除シーンなど200分以上の映像特典が収録される。また同時発売のDVDも新バージョンの本編とピーター・フォンダのインタビュー映像が収録される。

今年は『イージー★ライダー』の製作からちょうど50年。そんな節目の年にピーター・フォンダは8月、この世を去ってしまった。享年79。ちょうどアメリカで『イージー★ライダー』50周年を記念したコンサート+上映イベントを企画していた最中だった。そんなピーター・フォンダが最も魂を込めて世に放ち、最も思い入れの強かった作品がこの『さすらいのカウボーイ』。以前来日した際に市川崑監督に褒められたことを誇りにしていた。また今年は双子のような作品であり、『さすらいのカウボーイ』とまったく同じ運命を辿ったデニス・ホッパーの『ラストムービー』(71)が12月20日より新宿シネマカリテほかにて約30年ぶりの公開も控えている。『イージー★ライダー』の劇中で見られるピーター・フォンダ演じるワイアット、デニス・ホッパー演じるビリーのキャラクターがそのまま滲み出たのがそれぞれの次作であり監督作となった『さすらいのカウボーイ』と『ラストムービー』。両作品を観比べつつ、『イージー★ライダー』を鑑賞すれば、フォンダとホッパーの人間性が浮かび上がってくる。


【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-658
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1690

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『ラストムービー 』
1971年|アメリカ映画|カラー|ヴィスタサイズ 1:1.85 |DCP|108分|原題:THE LAST MOVIE
監督:デニス・ホッパー
製作:ポール・ルイス 撮影:ラズロ・コヴァックス 脚本:スチュワート・スターン
出演:デニス・ホッパー、ジュリー・アダムス、ロイ・エンジェル、サミュエル・フラー、ピーター・フォンダ、ミシェル・フィリップス 、 クリス・クリストファーソン
◆キングレコード提供 ◆コピアポア・フィルム配給
公式サイト:dennis-hopper-2019.com        ©1971 The Hopper Art Trust, 2018 Arbelos
12月20日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
TLM_B5_N4-4-Y1 映画撮影のために南米ペルーの村に赴いたスタントマン、カンザスは、撮影後ドラッグに溺れ、放蕩にふけるうち、映画作りを模した村での奇妙な儀式に巻き込まれる。やがて虚構と現実の境目を飛び越えためくるめく世界へと突入するが―。
インディペンデント映画史上空前の興行収入を叩き出した初監督作『イージー★ライダー』でカンヌ映画祭・新人監督賞受賞、アカデミー賞の脚本賞にもノミネートされ一躍時代の寵児となったデニス・ホッパーが、最終編集権を含む完全なクリエイティヴの自由を得て念願の企画を映画化した渾身の監督第二作。当時ユースカルチャー市場を取り込むために、予算100 万ドル以内で監督に最終編集権を保証するかたちでピーター・フォンダの『さすらいのカウボーイ』(71)、モンテ・ヘルマンの『断絶』(71)、ジョージ・ルーカスの『アメリカン・グラフィティ』(73)とともにユニヴァーサルが製作した一本である。脚本はホッパーが兄貴と慕ったジェームズ・ディーン主演の名作『理由なき反抗』(55)を書いたスチュワート・スターン。ホッパーは次第に正気を失い狂気に陥る主人公カンザスを自ら演じ、ベテラン女優ジュリー・アダムス、映画監督のサミュエル・フラー、先日惜しくも他界した盟友ピーター・フォンダ、ロックの殿堂入りも果たしたママス&パパスのミシェル・フィリップス、本作の音楽も手がけたシンガーソングライターのクリス・クリストファーソンなど錚々たる面々が共演した。だが編集作業が1年にわたるという狂気に満ちたその創作は混迷を極め、1971年ヴェネツィア国際映画祭で好評を博すものの、難解な内容と前衛的な構成に困惑したユニヴァーサルのトップの再編集指示をホッパーが 断固拒絶、映画は短期間での公開後ほぼお蔵入りとなった。この騒動でハリウッドから干されたホッパーは酒とドラッグに溺れ、映画監督としてはその後約10年間の空白期間を迎えることとなった。本作は1971年当時ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの三都市で小規模の上映が行われたが、昨年のリバイバル公開まで全米で公開されることはなく、日本では1988年、当時アメリカ国外で初めて劇場公開されるもその後のVHS 発売以降一度もDVDやブルーレイ化、テレビ放送もなされていない。映画作りをめぐる物語を幻想的に描き出した本作は、俳優、映画作家、写真家として活躍するハリウッドの異端者デニス・ホッパーだからこそ作れた過激な芸術映画。複雑なプロットや大胆な編集方法で当時のハリウッドを驚愕させたこの失われた傑作が、『イージー★ライダー』製作50周年にあたる本年、スクリーンによみがえる!


『デニス・ホッパー/狂気の旅路』
2017年 |アメリカ映画 |カラー |16:9|DCP|101分 |原題: ALONG FOR THE RIDE
監督:ニック・エベリング
製作:ニナ・ヤン・ボンジョヴィ、シェリー・アン・ティンモンズ 出演|デニス・ホッパー(アーカイブ映像)、サティヤ・デ・ラ・マニトウ、デヴィッド・ホッパー、ステラ・ガルシア、ジュリー・アダムス、フランク・ゲーリー、ヴィム・ヴェンダース、デヴィッド・リンチ 、 エド・ルシェ、ジュリアン・シュナーベル
公式サイト:dennis-hopper-2019.com ALONG FOR THE RIDE LLC, © 2017
12月 20 日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
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フランシス・F ・コッポラ、デビット・リンチ、ヴィム・ウェンダース、ジェームズ・ディーン、ピーター・フォンダ、ジャック・ニコルソン、ショーン・ペン…一流の監督や俳優に、その才能と人柄を愛されながらも、ハリウッドから追放された 異端児にして、70年代以降のアメリカを象徴するアーティスト、“デニス・ホッパー”狂気の半生
2010年に亡くなったデニス・ホッパーは、その破天荒さと無謀さで、ハリウッドを追放されたアメリカの問題児にして異端者、そしていくつもの顔を持つ男で
もあった。ジェームズ・ディーンの後継者とも言われた 、危うげな魅力を放つ個性派俳優としてデビューし、 初監督作『イージー★ライダー』(69)で『俺たちに明日はない』(67)と並んでアメリカン・ニューシネマを牽引し時代の寵児となった後、二作目『ラストムービー』(71)ですべてを失った男。本作は、デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング 監督が、70年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だった男サティヤ・デ・ラ・マニトウを中心に、数々の知人たちの証言、そして自らが渉猟した貴重な未公開映像をもとに構成したドキュメンタリーである。
映画は、1969 年、『イージー★ライダー』の熱狂から幕を開ける。その熱を引きずりながらホッパーは次作『ラストムービー』の製作にのめり込むが、完成した
映画は、難解な内容だと製作元に拒絶される。大きな絶望を味わったホッパーは、酒とドラッグと暴力に溺れ、家庭生活も仕事もすべてを破綻させていく。だが 、70 年代後半からフィリップ・モーラ監督『デニス・ホッパーの マッド・ドッグ・モーガン/賞金首』(76)、フランシス・ F ・コッポラ監督『地獄の黙示録』(79)等に出演。そして監督作も『アウト・オブ・ブルー』(80) 、ショーン・ペンが主演した『カラーズ 天使の消えた街』(88)などを手掛け、80年代以降、俳優、監督として徐々にキャリア復活の兆しが見え始めるーー。 本作では、その経緯を、 実の弟デヴィッドから、『アメリカの友人』(77)で彼を起用したヴィム・ヴェンダース、『ブルーベルベット』(86)で俳優デニス・ホッパーの再評価を決定 づけたデヴィッド・リンチ、交流の深かった俳優マイケル・マドセン、『ラストムービー』で共演したジュリー・アダムス、 画家で映画監督でもあるジュリアン・シュナーベルや 建築家のフランク・ゲーリーら多くの友人知人が出演し証言する。また、アンディ・ウォーホルをも魅了した名写真家であり、無類の美術愛好家であった姿も映し出す。映画監督/俳優/写真家/アートコレクターとしてのデニス・ホッパーが旅した道のりと、映画史において彼の果たした役割をたどる本作。これは、 70 年代以降にアメリカが経験した一つの時代の証言であるとともに、波 瀾に満ちた生涯を歩み、不器用なほどまっすぐに芸術を追い求めた一人のアーティストの愛すべきポートレイトともいえる。

『サイコマニア』BD/DVD化

『サイコマニア』BD/DVD化

この度、日本では劇場未公開ながら『イージー★ライダー』と『ウィッカーマン』の合体ともいわれ、ゾンビ・バイカー映画史上最もカッコいい怪作『サイコマニア』が2020年2月12日(水)に国内初ブルーレイ/DVD化となることが決定致しました。

7件の自殺、彼らは咆哮とともによみがえる!
黒魔術により自殺することで永遠の命を手に入れる暴走族<生ける屍>は
ストーンヘンジ風アジトの土のなかからバイクに乗ったまま地上に飛び出る!!


「リビング・デッド」と名乗る暴走族のリーダーは彼女を乗せ大暴走する。彼は黒魔術にハマる母親とも仲がよかった。その母親から生き返りの魔術の話を聞いたリーダーは、悪魔=ガマガエルに魂を売り、自らバイクで事故死した。彼は仲間の手によって愛車ごと埋葬される。彼は永遠の眠りにつくはずだった。だがとたんに凄まじいバイクの爆音とともにリーダーは墓から飛び出し本物の「リビング・デッド」=不死身の生ける屍と化した。その素晴らしさに感化された仲間たちは次々と自殺する。不死の身体を手に入れることで死の恐怖から解放された「生ける屍」たちは、街中で好き放題の悪戯を行う・・・。
いまやカルト・クラシックとして世界的に絶大な支持を集める1972年イギリス製作のバイカー映画。1966年、ロジャー・コーマン監督、ピーター・フォンダ主演のアメリカ映画『ワイルド・エンジェル』の大ヒットにより、バイカー映画(暴走族映画)が大量生産されて以降、ジャンルが下火になるにつれ、ブラックムービーやホラー映画など他のジャンルとの融合作品が増えていったが、本作はそんなバイカー映画とオカルト映画が融合した一篇。米国産のチョッパー系とは異なり、いかにもイギリスなロッカーズスタイルの暴走族<生ける屍>が大暴走、さらに1969年のチャールズ・マンソンとファミリーの惨殺事件の影響か、英米で流行った黒魔術の要素をふんだんに盛り込み、オカルト満載の大混乱が展開される。監督はホラー映画の名門、ハマー・フィルムで数々の作品を手掛けたベテラン、ドン・シャープ。音楽はケン・ローチの『ケス』(1969)を手掛けたジョン・キャメロン。全編に不穏なサイケデリック・グルーヴィ・サウンドが配置されている。73年に発売された7”シングルのサウンドトラック(「魔女狩り」「生ける屍」の2曲入り)の名義はThe Frogと名乗るバンドだった。そして出演者であり『イヴの総て』(1950)でアカデミー助演男優賞を受賞した名優ジョージ・サンダースは本作完成後スペインのマドリッドで本作を試写、そのままホテルの部屋に戻りまもなく自殺、これが遺作となった。本作は他に類をみない独特な世界観で評価され、<あまりにひどく、ひどすぎて素晴らしい>といわれる唯一無二な作品。強いて類似を挙げるとすれば、これまた突然変異的な怪作であり『マッドマックス』(1979)の原型となった、暴走族がサタンに祈りを捧げるオーストラリアの『マッドストーン』(1974)、黒魔術で暴走族が狼男に変身する『爆走!狼男』(1971/アメリカ)くらいしか見当たらない。イギリスのブルーレイ商品には「アメリカは『ワイルド・エンジェル』と『イージー★ライダー』を世に放ったが、イギリスには『サイコマニア』がある」と言葉が並べられ、イギリスが誇れる唯一無二な作品であるとの自負心が垣間みれる。なお、暴走族がよみがえるために「ゾンビ・バイカー映画」ともいわれるが、いわゆる一般的な<ゾンビ>的ビジュアルは一切登場しない。
本作は日本では劇場未公開でVHSが発売されたのみ。今回は初のブルーレイ/DVD化となる。

映画史は、これほどまでに弁解する意志がまったく見られないほど堂々とした作品には出会ったことがない。
-Alexander On Film

タイトに練られたプロットと、信じがたい驚きのエンディング。
低予算ながら素晴らしく構築されたショッカー映画だ。
-Variety

奇妙で不気味、狂ったスタント、生意気な演技、すべてが独自の魅力にあふれた唯一無二なホラー映画。
-Shock Till You Drop

【作品詳細】
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-659
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1692

6人の男たちに襲いかかる…!『殺人ブルドーザー』遂にDVD化!!

6人の男たちに襲いかかる…!『殺人ブルドーザー』遂にDVD化!!

この度、テレビ放映のみ、劇場未公開であり、ソフト化されたことのなかった世紀の珍品、怪作『殺人ブルドーザー』が2020年2月12日(水)に国内初DVD化となることが決定致しました。
6人の作業員たちが整地作業に勤しむ大西洋の孤島に、宇宙から飛来した隕石が落下。隕石に宿る未知の生命体は青白く光り、接触したブルドーザーにのりうつって、無人のブルドーザーで作業員たちに攻撃を開始した!孤立無援のなか、次々と死んでいく作業員たち。残された2人は最後の手段として同じ重機で対抗することを決意、パワーショベル対殺人ブルドーザーの死闘へとなだれ込む。機動性の低い重機同士のガチンコ対決アクションが炸裂する、子供たちの夢を叶えた希少な一篇。スティーヴン・スピルバーグのデビュー作『激突!』(1971)を手掛けたユニバーサル・テレビジョン製作によるテレビムービーで、国際幻想文学大賞やヒューゴー賞も受賞した人気SF作家セオドア・スタージョンによる1944年の原作をのちの『レンタ・コップ』(1987)のジェリー・ロンドン監督が映画化した。本国アメリカでは初放映当時酷評の嵐、その後も多くの映画評論家のあいだではネガティブなレビューが吹き荒れ、5点満点中0.5点、10点満点中0点をつける者もおり、そのあまりに陳腐で異様な設定とゆったりとしたペースで多くの評論家を呆れさせた。だが、唯一無二な世界観と様子のおかしい展開は視聴者に人気を集め、マーベル・コミックで漫画家されるなど次第に存在感を増し、いまではカルト・クラシックとして世界的に知名度を誇る作品となった。この作品が作られたこと自体の衝撃、さらには原作まで存在したという恐るべき事実は、製作から40年以上の時を経ても多くの人々の興味を惹きつけている。2000年代にアメリカ・コロラド州で起きたブルドーザーによる悲惨な街破壊事件は本作のタイトルから引用され“キルドーザー事件”と呼ばれ、また原題そのままのKILLDOZERというポスト・ハードコア/ノイズバンドも存在した。日本では1976年1月、NET(現:テレビ朝日)の土曜映画劇場にてお正月のゴールデンタイムに初放映、以後様々なテレビ局の洋画劇場で放映され、ときには『落下イン石の謎/キルドーザー・孤島の殺人機械』という別タイトルでも放映された。今回のDVD化は国内初ソフト化。テレビ放送版日本語吹替音声とともに字幕を収録する。

≪作品情報≫
http://kingmovies.jp/library/kibf-1691

『ビサイド・ボウイ~ミック・ロンソンの軌跡~』 DVD発売決定

『ビサイド・ボウイ~ミック・ロンソンの軌跡~』 DVD発売決定

タワーレコード株式会社(本店所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:嶺脇育夫、以下:タワーレコード)では、今年3月に劇場公開となった映画『ビサイド・ボウイ~ミック・ロンソンの軌跡~(原題:「Beside Bowie: The Mick Ronson Story」)』のDVDを製作、2020年1月15日(水)に全国発売します。
映画『ビサイド・ボウイ~ミック・ロンソンの軌跡~』は、 ルー・リード、モリッシー、イアン・ハンター、モット・ザ・フープル、ボブ・ディラン、ジョン・メレンキャンプなど様々なアーティスト達にギターと楽曲制作で関わってきたミック・ロンソンが、そのダイナミックなサポートや共同作業を通してデヴィッド・ボウイの多彩なキャリアをいかに発展させ、音楽の一時代を作り上げたかを描いたもの。作品内ではデヴィッド・ボウイのナレーションのほか、リック・ウェイクマン、ロジャー・テイラーをはじめと多数のアーティストによって、音楽業界において一時代を築き、音楽制作とギター・プレイの技術を通して多大な尊敬を集めた偉人、音楽史上最も謙虚で誠実なギタリスト=ミック・ロンソンの偉業を紹介しています。
なお、レンタルDVDは同日にキングレコードより発売予定です。

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■ミック・ロンソン
イギリス北部の都市、ハル出身というところからもミック・ロンソンの地道で控えめな性格は裏打ちされている。ハル市の議会で働きながら熱心に腕を磨いてきた彼の才能のうわさがデヴィッド・ボウイに届くと、彼はすぐにミックと一緒にやることを選び、そこからロックの歴史が始まった。「世界を売った男」、『アラジン・セイン』、「ハンキー・ドリー」、「ジーン・ジニー」これらは全てミック・ロンソンのギターによって築かれた作品だ。1974年に彼は 「Cream」誌においてベスト・ギタリストの第2位に選ばれた(3位はエリック・クラプトン)。残念ながら、ロンソンはその豊かな才能に見合う称賛を得ることなく、映画で最後のコンサートでおじぎをしたように、1993年にこの世を去ってしまった。
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