NEWS

『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』 緊急公開決定!

『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』 緊急公開決定!

洗脳殺人鬼、チャールズ・マンソン狂気犯罪から50年。
大魔王マンソン地獄に陥った女性殺人犯たちを描く
『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』
アップリンク吉祥寺にて緊急“悪魔”のロードショー決定!!

≪悪魔のファミリー≫による血みどろ残虐シャロン・テート/ラビアンカ事件から50年。
カルト集団の大魔王チャールズ・マンソンによる洗脳の果て、思考停止と狂信により
終末人種戦争<ヘルター・スケルター>へと突き進んだ女たちを描く新作映画。
これを観れば事件の概要がよくわかる!

先日新宿シネマカリテの映画フェス、カリコレⓇ2019(7月13日~8月9日)にて日本初上映された、1969年8月9日に女優シャロン・テート殺害して全米を震撼させたカルト集団チャールズ・マンソンとそのファミリーを、女性の実行犯たちに焦点をあてて描く新作映画『チャーリー・セズ / マンソンの女たち』ですが、9月6日(金)よりアップリンク吉祥寺にて緊急“悪魔”のロードショーとなることが決定いたしました。今年はマンソン軍団による凄惨な事件が起こってからちょうど50年にあたり、<マンソン逮捕50年>を記念しての上映ともいえます。

1969年8月9日未明、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)で知られる鬼才ロマン・ポランスキー監督の夫人であり女優のシャロン・テートが妊娠八か月の身重な体をズタズタに切り裂かれ、ハリウッドの自宅で友人4人とともに惨殺された。玄関のドアにはテートの血液で“Pig”(ブタ)の文字が残され、5人の死体の合計の刺し傷は102を数えた。翌8月10日未明、ロサンゼルスに住むラビアンカ夫妻が残忍な手口で殺害され、現場の壁や冷蔵庫には血で“Death to pigs”(ブタに死を)“Healter Skelter”(綴りを間違えてしまっている)と書かれた。69年末に逮捕されたのはチャールズ・マンソンとその信者=ファミリー約20人。マンソンは自らをキリストの復活、悪魔とも称してコミューンを形成していたカルト集団の首領。いけにえの儀式を行う様々な悪魔崇拝秘密結社や白魔術結社とも繋がりを持ち、凶悪バイカー軍団<ストレート・サタンズ>や<サタンの奴隷>とも接触していた。ビートルズに心酔していたマンソンは楽曲「ヘルター・スケルター」をもとにした独自の終末論を展開、やがて地球上に黒人が白人を皆殺しにする人種戦争が勃発、その間デス・バレー国立公園に存在する「Devil’s Hole」という穴から地下に広がる地底王国に身を潜めていたマンソン軍団が満を持して[悪魔の穴]から姿をあらわし、自身が世界の王となって黒人を自由自在に操るというもの。この人種戦争の決行が<ヘルター・スケルター>であり、黒人のブラックパンサー党の仕業に見せかけ、自身で戦争を引き起こそうとしたのがこれらの惨殺事件だった。殺人の実行犯はマンソンに盲従する二十歳前後の女たちを中心としたファミリーのメンバー。ラビアンカ事件ではファミリーは死体の腹部にフォークを突き立て、喉にステーキナイフを刺し、その惨状を前にビートルズの「Piggies」を歌い狂った。
本作は1969年に実際に起こったこのマンソン・ファミリーによる無差別連続殺人にインスパイアされ、マンソン・ファミリーの女性メンバーであり殺人の実行犯であるレスリー・ヴァン・ホーテン、パトリシア・クレンウィンケル、そしてファミリーのなかでも最狂・最悪のスーザン・アトキンスがいかにしてチャールズ・マンソンと出会い、洗脳と狂信の果ての殺人、そして逮捕、収監されるという負のスパイラルに堕ちていったかを描く。原作はエド・サンダースによる著書「ファミリー-シャロン・テート殺人事件」。平和的なヒッピー集団が戦闘的な殺人結社と化すまでを圧倒的な迫力で綴ったこのすさまじい犯罪ドキュメントをベースに、語りつくされた題材に新たな視点を盛り込むためにレスリー・ヴァン・ホーテンの長きにわたる獄中生活を記録したカーリーン・フェイスの著書『The Long Prison Journey of Leslie Van Houten: Life Beyond the Cult(原題)』の要素も取り入れられた。監督のメアリー・ハロン、脚本のグィネヴィア・ターナーは『アメリカン・サイコ』(2000年)の女性コンビ。残虐な殺人そのものやマンソンではなく実行犯にフォーカス、カルト集団に参加するところから収監されるまでの過程を描く本作は、過去に作られた数多くのマンソン関連映画作品とは異なる、新たな見方を提示する。マンソン・ファミリー役には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のハンナ・マリー、ケヴィン・ベーコンの娘ソシー・ベーコン、女優でありミュージシャンとして活躍するマリアンヌ・レンドンが扮し、チャールズ・マンソンをイギリスTVシリーズ「ドクター・フー」で知られるマット・スミスが演じている。またマンソンを音楽業界に紹介してしまったビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソン、そしてシャロン・テート殺害のきっかけとなったともいわれている音楽プロデューサーであるテリー・メルチャーのキャラクターも登場、1969年に起きたこの事件への過程を再確認できる内容ともなっている。
なお、実際の主要実行犯の3人だが、スーザン・アトキンスは2009年に獄中で死亡、レスリー・ヴァン・ホーテンは22回の仮釈放申請が却下され、23回目を申請中、パトリシア・クレンウィンケルは14回の仮釈放申請却下をへて共にカリフォルニアの刑務所に今でも収監されている。チャールズ・マンソンはカリフォルニア州コーコランの刑務所に収監されていたが2017年11月19日ベイカーズフィールドの病院に運ばれ死亡した。ちなみにこれまでマンソン・ファミリーを題材にした映画作品は数多く作られてきたが、その第一作目となった『マンソン/悪魔の家族』(72年)の製作・監督をつとめたローレンス・メリックは何者かに射殺され死亡、『ヘルター・スケルター』(76年)のトム・グリース監督は作品完成の翌年に心臓発作で死亡、悪魔マンソンの呪いではないかという噂が流れた。

■2018年ベネチア国際映画祭正式出品
チャーリー・セズ/ マンソンの女たち
2018年|アメリカ映画|110分|カラー|5.1ch|原題:CHARLIE SAYS
提供・配給:キングレコード|© 2018 SQUEAKY FILMS, LLC
監督:メアリー・ハロン「I SHOT ANDY WARHOL」「アメリカン・サイコ」
製作総指揮:マイケル・ゲリン、エド・サンダース、デヴィッド・ヒラリー
製作:ダナ・ゲリン、シンディ・ライス、ジェレミー・ローゼン、ジョン・フランク・ローゼンブラム
原作:エド・サンダース(「ファミリー-シャロン・テート殺人事件」)
脚本:グィネヴィア・ターナー「アメリカン・サイコ」
音楽:キーガン・デウィット「ケイト・プレイズ・クリスティーン」
美術:ディンズ・ダニエルセン
衣装:エリザベス・ウォーン
撮影:クリル・フォースバーグ
編集:アンドリュー・ハフィッツ「BULLY ブリー」
出演:
ハンナ・マリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・レスリー・ヴァン・ホーテン
ソシー・ベーコン・・・・・・・・・・・・・・・・・パトリシア・クレンウィンケル
マリアンヌ・レンドン・・・・・・・・・・・・・・・スーザン・アトキンス
メリット・ウェヴァー・・・・・・・・・・・・・・・カーリーン・フェイス
スキ・ウォーターハウス・・・・・・・・・・・・・・メアリー・ブランナー
チェイス・クロフォード・・・・・・・・・・・・・・テックス・ワトソン
アナベス・ギッシュ・・・・・・・・・・・・・・・・バージニア・カールソン
ケイリー・カーター・・・・・・・・・・・・・・・・スクィーキー・フロム
グレイス・ヴァン・ディーン・・・・・・・・・・・・シャロン・テート
マット・スミス・・・・・・・・・・・・・・・・・・チャールズ・マンソン
ジェイムズ・トレヴェナ・ブラウン・・・・・・・・・デニス・ウィルソン
ブライアン・エイドリアン・・・・・・・・・・・・・テリー・メルチャー

9/6(金)より、アップリンク吉祥寺にて悪魔のロードショー!!