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2月23日は名優P・フォンダ79歳の誕生日!!主演作品2作初BD化!

2月23日は名優P・フォンダ79歳の誕生日!!主演作品2作初BD化!

PF
この度、2月23日に79歳となる名優ピーター・フォンダのキャリアを語る上で欠かせない2作が初Blu-rayで5月15日リリースされます(『未来世界』はDVDもリリース)。
1966年に製作された『ワイルド・エンジェル』は1960年代後半からアメリカ中に吹き荒れたバイカー映画ブームの先駆的作品。合計100本以上作られたこのジャンルにおける代表的傑作にして、B級映画の帝王でありアメリカ映画界の偉人のひとり、ロジャー・コーマン監督の最大のヒット作。
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刹那的に生きる不良グループのリーダーである主役にピーター・フォンダを据え、当時社会問題となっていたモーターサイクル・ギャング、“ヘルズ・エンジェルス”を撮影に起用したことも伝説になっている。
ハーレー・ダヴィッドソンでの集団暴走、対立グループとのケンカ、そして昼寝など地獄の天使たちの生態を描いた本作は、反体制を叫ぶ当時の若者に熱狂的に迎え入れられた。本作でピーター・フォンダは一躍若者のヒーローとなり、キャリアの転換点となった作品でもある。
また、本作のヒット後、数々のバイカー映画が製作・公開される中、本作の撮影時の写真を眺めていたピーター・フォンダが、暴走集団でもなく、リーダーに焦点を当てるでもなく、ふたりの主人公がバイクで旅をする映画を作ったらどうかと考え、そのアイディアから誕生したのが60年代を代表する傑作『イージー・ライダー』(69)と言われており、『ワイルド・エンジェル』は今年製作50周年でもある『イージー・ライダー』の原点とされている。
出演はほかにフランク・シナトラの娘のナンシー・シナトラ、ブルース・ダーンなど。
また、『ラストショー』(71)でアカデミー監督賞にノミネートされ、『ペーパー・ムーン』(73)や『マイ・ファニー・レディ』(14)で知られるピーター・ボグダノヴィッチが助監督をつとめているが、撮影中にエンジェルスに叩きのめされたという逸話も。
編集は『断絶』(71)のモンテ・ヘルマン監督が手がけている。サウンドトラックにはガレージ、サーフミュージックなど多彩な楽曲が使用され、Davie Allan & The Arrowsによる”ブルースのテーマ”は当時ビルボードチャート40位を記録する大ヒットとなった。

『未来世界』(76)は 『ジュラシック・パーク』(93)の原作者で人気SF作家にして映画監督のマイケル・クライトンの監督デビュー作『ウエストワールド』(73)の続編。
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コンピューターで制御された巨大レジャーランドでロボットが人間を襲う、というアイディアが俊逸で、『ターミネーター』(84)の元ネタといわれている前作の卓越したアイデアとスケールの大きい特撮をさらに発展させた。
製作費には20億円が投入され、多段方式ロケットや巨大なコンピューター・システムなどはNASAでの撮影を敢行。
また、製作費の大部分を費やしたといわれる特撮によって表現されるクローン人間やロボットの精巧さは驚異的だ。
公開と同時に全米で大ヒットし、アメリカ科学アカデミー協会による1976年全米SF映画最優秀作品も獲得している。
出世作となった『イージー・ライダー』以来、ニュー・バイオレンスの旗手として活躍していたピーター・フォンダが、更なる魅力を発揮し新境地を拓いた作品であり、『アウトロー・ブルース』(77)を生むこととなった職人監督リチャード・T・へフロンとのタッグ作である。
前作『ウェストワールド』で恐怖のロボット・ガンマンを演じた大スター、ユル・ブリンナーが特別出演しているのもポイント。
2月23日に79歳となる名優ピーター・フォンダのキャリアを語る上で欠かせない2作が初Blu-rayで登場する。
さらに『未来世界』は吹替え版の収録も決定。ぜひこの機会に2作品を堪能してほしい。

【作品詳細】
■ワイルド・エンジェル
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-607

■未来世界
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-608
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1627