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全国民必見!笑撃的ロック映画『スパイナル・タップ』発売決定!

全国民必見!笑撃的ロック映画『スパイナル・タップ』発売決定!

この度、架空のロックバンド「スパイナル・タップ」の全米ツアーに密着し、当時隆盛を極めていたハード・ロック/ヘヴィ・メタル文化や音楽を風刺した、カルト的人気を誇るロック・モキュメンタリー『スパイナル・タップ』のBlu-ray&DVDを2月13日に発売することとなりました(レンタル同日開始)。
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本作は、架空のロックバンド「スパイナル・タップ」のニューアルバムを引っさげた伝説の全米ツアーを収めた――という設定の《ロック・モキュメンタリー》。あの名作『スタンド・バイ・ミー』(86)のロブ・ライナー監督が自ら監督役として出演しながら1984年に手がけた初監督作であり、モキュメンタリーというジャンルにおいては『食人族』(80)と共に草分け的存在として知られ、ロック映画というくくりにおいては映画史上に残る金字塔的作品。あまりにもリアルだったため「本国で公開されたとき観客がみんな本当の話だと思っていた」と語る本作には、幼馴染でずっと一緒に活動してきたギタリストが途中で仲違いしてバンドから抜けてしまったり、メンバーの彼女がバンドの運営や音楽性に口を出してきたり、とバンドマンなら「あるある」と納得してしまうようなシーンが盛り込まれている。また、レッド・ツェッペリンやヴァン・ヘイレン、ジミ・ヘンドリックスのエピソードを下敷きにしたとされるシーンもあり、ロック好きにはたまらない作品だ。なお、本作には、東京のコーベ・ホールで行われたスパイナル・タップの日本公演の様子も収録されている。あのスティングは50回も鑑賞し、「リアル過ぎて泣いていいのか笑っていいのかわからなかった」と絶賛(!?)。また、あまりのリアルさにスティーヴン・タイラーは「本当のことを茶化しやがって」と怒りに震え、U2のギタリストのジ・エッジは落涙したというエピソードも。 
バンドのメンバー=俳優たちが作曲、自らプレイする「セックス・ファーム」、「ビッグ・ボトム」などの楽曲は人気を博し、サウンドトラック・アルバムもヒットするなど、音楽的にも評価されている。また本作は音楽ファンとミュージシャンから愛され、ロッカー紳士淑女のたしなみとして、観ていることが前提とすら言われる名作とされてきた。1992年にはバンドとしての“再結成アルバム”「ブレイク・ライク・ザ・ウィンド」で復活。ジェフ・ベック、スラッシュ、スティーヴ・ルカサー、ジョー・サトリアーニらスーパー・ギタリストが大挙ゲスト参加している。また現在『ボヘミアン・ラプソディ』が話題だが、1992年に行なわれたフレディ・マーキュリーの追悼ライブにもデヴィッド・ボウイやエルトン・ジョン、メタリカ、U2らとともに「スパイナル・タップ」として参加している。2009年にもアルバムをリリースし、今年(2018年)は、ギタリスト役のハリー・シェアラーが“スパイナル・タップのデレク・スモールズ”としてのソロ・アルバムを発表し、来年4月のトライベッカ映画祭にて本作の上映も決定。バンドメンバーを演じるキャスト陣とロブ・ライナー監督が登壇することが発表されるなど、映画の製作から34年を経た今なおロック・カルチャーのアイコンとして君臨を続けているのも驚きだ。
「カルト・ムービー・トップ50」(エンターテインメント・ウィークリー誌03年発表)をはじめ、「歴代ロック映画トップ10」(Mojo誌05年発表) 、「ロックンロール映画オールタイムベスト100」 (BLENDER誌05年発表)で第1位を飾るなど、今なおアツい支持を受ける映画『スパイナル・タップ』。製作から34年を経た今年6月の初公開時には音楽ファンはもちろん、多くの観客たちに熱狂的に迎えられ、公開から4か月を過ぎた現在もなお公開が続くなど、ロングランを続けている。「バンドマンあるある」ネタとロックへの愛情に溢れる本作は、全国民必見の笑撃的ロック映画だ!!

■作品詳細
Blu-ray:http://kingmovies.jp/library/kixf-593
DVD:http://kingmovies.jp/library/kibf-1614