不定形な青春をヴィヴィッドに描いた
青春映画の金字塔！

キネマ旬報ベストテン日本映画部門　1978年度　第１位

ひとみの奥に灼きついた九月の町　走れサード　鉄格子の彼方　まぼろしのホームベース求めて

かつて高校の野球部で三塁手だったことからサードと呼ばれている少年は、誤ってヤクザを殺してしまったことから少年院に収監されていた。その後さまざまな経験を通じて大人へと成長していく姿を描いた青春映画の秀作。実際に少年院の現職教官だった軒上泊の原作を寺山修司が自由に脚色。これを記録映画畑出身の東陽一が少年院の日常をドキュメンタリータッチで描く。