さすらいのカウボーイ

DVD

さすらいのカウボーイ


発売日
2020/02/05
品番
KIBF-1690
販売価格
¥3,800+ 税

1971年/アメリカ
英題:THE HIRED HAND

収録時間:本編約91分+映像特典
仕様:カラー 16:9LB 片面1層
音声:オリジナル英語(ドルビーデジタル/2.0ch)
字幕:本編用日本語
EXTRAS:
★ピーター・フォンダ&ブルース・ラングホーンインタビュー
★日本版予告編

※仕様等、内容は予定のため変更になる場合がございます。
※商品写真は見本のため変更になる場合がございます。

この作品のその他の商品はこちら

STAFF

監督:ピーター・フォンダ「アイダホ・トランスファー」「グランドキャニオンの黄金」
脚本:アラン・シャープ 「ワイルド・アパッチ」「バイオレント・サタデー」
製作:ウィリアム・ヘイワード「IDAHO TRANSFER」「ハイローリング」
撮影:ヴィルモス・ジグモンド 「脱出」「スケアクロウ」「未知との遭遇」「ディア・ハンター」
音楽:ブルース・ラングホーン「アイダホ・トランスファー」「怒りの山河」
美術:ローレンス・G・ポール 「ブレードランナー」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
編集:フランク・マゾラ「パフォーマンス」
衣装:リチャード・ブルーノ「ウェストワールド」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

CAST

ピーター・フォンダ 「ワイルド・エンジェル」「白昼の幻想」「イージー★ライダー」
ウォーレン・オーツ 「ワイルドバンチ」「断絶」「地獄の逃避行」
ヴェルナ・ブルーム 「アメリカを斬る」「荒野のストレンジャー」
スヴァーン・ダーデン 「バニシング・ポイント」「ラストムービー」

さすらいの果て-夕陽は男の肩に沈む。《イージー★ライダー》の悲痛な青春が 大西部を風のようにさまよう!
ピーター・フォンダ初監督・主演、「まるで絵画のような美しきウェスタン」と評された伝説のアメリカン・ニューシネマ。初BD化。



【introduction】
自由を求め、妻と娘を捨て旅立った男が、7年間におよぶさすらいの果て、放浪を共にしてきた親友を伴い家に戻る決意をする。突然の夫の帰還をすんなり受け入れない妻のもと、使用人―hired hand-として真面目に働くことで、少しずつ夫としての信頼を取り戻してゆく。だが、それは一方で友との別れを意味していた・・・・・・。
1966年、全米に吹き荒れたバイカー映画ブームを作り出したパイオニア的作品「ワイルド・エンジェル」で、クールで凶暴なモーターサイクルギャングのリーダー、ヘブンリー・ブルースを演じ、1967年には当時全米に広がりを見せていたLSDなどのドラッグ・カルチャーを描いた「白昼の幻想」にデニス・ホッパーとともに出演、そして1969年、約30万ドルの製作費で3,300万ドルの興行収入を稼ぎ出し、ハリウッドの常識をすべて覆したモンスター・フィルム「イージー★ライダー」を作り出したピーター・フォンダ。その成功により一挙にカウンターカルチャーの象徴、カリスマ的スターとなったフォンダが2年後の1971年、念願の初監督作として撮り上げたのが本作「さすらいのカウボーイ」だ。
バイクやドラッグの無い、ウェスタンというジャンル、あまりに斬新なテーマ、徹底してリアリズムを追及したディテール、空前絶後のオーバーラップやスローモーションを駆使した映像などは、「イージー★ライダー」の再来を期待していた配給元=ユニバーサルにとっては理解を超えたものだった。結局、ユニバーサルに理解されず不本意な公開を余儀なくされた本作は、静かにその姿を消した。その後は本国アメリカはもちろん日本においても、ズタズタに編集され物語もまったく異なるものに変えられたバージョンがたまにTV放映される程度で、完全に葬り去られたかに思えた。しかし一部の人々からは圧倒的支持を受け、伝説の映画として語り継がれるようになっていった。日本では巨匠・市川崑監督のほか、多くの評論家から公開当時生涯ベスト1に挙げられ、本国アメリカではクエンティン・タランティーノやマーティン・スコセッシなどの大物が本作を絶賛した。
共演には本作出演後、長年にわたってピーター・フォンダの親友となり、ともにモンタナのパラダイス・バレーに住んでいたというウォーレン・オーツ。サム・ペキンパー監督やモンテ・ヘルマン監督作品にはかかせない60年代~70年代の名優。そして撮影には「未知との遭遇」でアカデミー賞受賞のヴィルモス・ジグモンド、美術に「ブレードランナー」のローレンス・G・ポール、音楽にボブ・ディラン作曲の「ミスター・タンブリンマン」のモデルとなったフォーク・ギターの名手ブルース・ラングホーンなど、本作はのちに超一流となる若手・新人スタッフ・キャストによって生み出された。初公開から30年を経た2001年、編集担当のフランク・マゾラと製作のウィリアム・ヘイワード、そしてピーター・フォンダによっていっさいの無駄をそぎ落とす形でディレクターズ・カット版として復活、2001年ベネチア映画祭を皮切りに、各映画祭で上映され大喝采を浴びる。その後イギリスでも劇場公開され、日本でも渋谷シネセゾンにてレイトロードショー公開、8週間のロングランヒットを記録した。