レ二

DVD

レ二


発売日
2019/11/06
品番
KIBF-1664
販売価格
¥3,800+ 税

1993年/ドイツ=ベルギー
英題:THE WONDERFUL HORRIBLE LIFE OF LENI RIEFENSTAHL

収録時間:本編約188分
仕様:カラー ビスタ(スクイーズ)片面2層
音声:本編ドイツ語+英語 ドルビーデジタル(2.0ch)
字幕:本編用日本語

映像特典:オリジナル予告編

※仕様等、内容は予定のため変更になる場合がございます。
※商品写真は見本のため変更になる場合がございます。

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STAFF

■監督:レイ・ミュラー
■製作:ハンス・ユルゲン・パニッツ、ジャック・ドゥ・クレルク、ディミトリイ・ドゥ・クレルク
■脚本:レイ・ミュラー
■撮影:ワルダー・A・フランケ、ミシェル・ボードゥル、ユルゲン・マルティン
■音楽:ウルリッヒ・バースゼンゲ、ウォルフガング・ノイマン

CAST

レニ・リーフェンシュタール

20世紀を4回生きた女性、レ二・リーフェンシュタール。ヒトラーに愛され、世界中に憎まれたその波乱の人生を追った、大作ドキュメンタリー。国内初BD化。HDニューマスターを使った商品は世界初。



【introduction】
レ二・リーフェンシュタールは、世界映画史、あるいはドイツ第三帝国を語るうえでは触れずに通ることはできない監督。世界映画史上に燦然と輝く1936年ベルリン・オリンピック大会の記録映画『オリンピア』(ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞)や、ドイツではいまもなおタブーとなっているナチス党大会の記録映画『意志の勝利』を監督した。彼女は戦後に「ナチス協力者」のレッテルをはられ、非難、黙殺を受けながらも数多くの裁判を闘い抜き、70歳を越えて写真集「ヌバ」で見事なカムバックを果たし、2003年101歳で亡くなるまでクリエイティブの現場で活躍し続けた。世界各国の映画祭で話題をさらった映画『レ二』はその彼女の波乱に富んだ人生をあますことなく描ききった唯一無二の作品。監督ミュラーによるレ二へのインタビューを軸に、ダンサーとして踊る貴重なフィルム。主演映画、監督作品のメイキングフィルム、ナチ時代の映像や未公開の映像をふんだんに挿入して彼女の人生の軌跡を辿っていく。ファシズムをどうとらえるか、ヒトラーやゲッペルスなどナチ高官との関係、あるいは芸術家の政治的責任について、孫のような世代のミュラー監督が執拗な質問をしても、レ二はひるまずに自分の正当性を主張し、ときには猛然と反論する。そしてそのレ二に臆することなく互角にわたりあう監督のミュラー。本作で監督はレ二がなぜ「憎まれ、愛され、弾劾され、賞賛される」のかを明らかにする。

【レ二・リーフェンシュタールについて】
1902年8月22日ベルリン生まれ。10代でダンサーとしてデビュー、ミュンヘンやベルリンの舞台で活躍。22歳のとき、膝の裂傷によりダンサーとしてのキャリアを諦め、偶然見た映画『運命の山』のポスターに魅かれ、監督に手紙を書くことで映画女優への道にすすむ。『聖山』『大いなる跳躍』『モンブランの嵐』などの山岳映画に出演。1932年『青の光』で主演だけでなく監督としてデビュー、ベネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞する。第三帝国下、ヒトラーの庇護のもと、1934年ニュルンベルク党大会の記録映画『意志の勝利』、映画史上に残る『オリンピア』などの問題作、話題作を発表。戦後米軍、のちに仏軍に逮捕されて収容所送りとなり、1948年まで拘禁生活を送った。非ナチ審査の結果「職業禁止」処分は受けなかったものの、ナチスの協力者とみなされ長年にわたり非難、黙殺され続けた。1970年代以降はアフリカのヌバ族の写真集のほか、数々の水中写真の写真集を発表、奇跡的なカムバックを果たした。100歳を迎えた2002年『ワンダー・アンダー・ウォーター 原色の海』で映画監督として復帰。2003年、長年助手をつとめたホルスト・ケトナーと結婚、彼に看取られ101歳で死去した。