GARAGE ROCKIN’ CRAZE

DVD

GARAGE ROCKIN’ CRAZE


発売日
2017/10/25
品番
KIBF-1553
販売価格
¥3,800+ 税

2017年/日本/2017年公開

収録時間:本編約98分
仕様:カラー 16:9 片面2層
音声:①オリジナル日本語(ドルビーデジタル5.1ch&ステレオ

映像特典:
・舞台挨拶映像
・フォトギャラリー
・予告編

STAFF

●企画・製作:Freza Films
●プロデューサー:マリオ・クジク&B.B.クラーク
●監督:マリオ・クジク
●脚本(構成):B.B.クラーク
●編集:マリオ・クジク&B.B.クラーク
●撮影:マリオ・クジク、テイオ、小野由希子
●ポスターデザイン:Rockin’Jelly Bean
●スチール:マリオ・クジク
●写真、映像提供:Daddy-O-Nov、Rockin’Jelly Bean 、Eddie Legend、Maki S.

CAST

The 5.6.7.8’s、20 Hits、Theee Bat、Baitones、Bobby’s Bar、Daddy-O-Nov、Mr.Death、The Drexel、Eddie Legend A-Go-Go、The Fadeaways、Firestarter、The Fly & His One Man Garbage、Gasoline、Great3、The Great Mongoose、Jackie & the Cedrics、Jet Boys、Jimmy Mashiko、Los Rislaz、Minnesota Voodoo Men、Pinky Aoki、Rock-A-Cherry、Saturns、
Supersnazz、Stompin’ Riffraffs、The Titans、Texaco Leatherman、Vivian Boys、Young Parisian、ギターウルフ、ザ・シャロウズ、東京 Cramps、マキニカリス

The 5.6.7.8’s、ギターウルフ、TEENGENERATE、Jackie & The Cedrics…。世界的に知られる数々のジャパニーズ・ガレージ・パンク・バンドを生み出した伝説のイベント”Back From The Grave”。そして東京ガレージ・パンクの“場所”を守り続ける男がいるー。Daddy-O-Novがいなかったら、日本のロックはもっと、もっと退屈だったに違いない。
クロアチアからやって来たマリオ・クジク監督の熱情が記録した、東京ガレージ・パンク30年の狂気!




【introduction】
1980年代後半に新宿JAMでスタートし、現在まで約30年に渡り続いているガレージ・パンク・イベント“Back From The Grave”。クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』でも知られるThe 5.6.7.8’s、最近ではCMにも出演しているギターウルフ、2014年にドキュメンタリー映画『GET ACTION!!』が公開されたTEENGENERATE、覆面画家として世界的な活躍をするRockin’ Jelly Beanのバンドとしても知られているJackie & The Cedrics等々、名前を挙げたら切りがないが世界的に知られる日本のガレージ・パンク・バンドがこのイベントから生まれた。
“Back From The Grave”は元々ハードコアパンクのイベントを主催していたDaddy-O-NovがTexaco Leathermanにライブをさせたくてスタートした企画であった。イベントは徐々に盛り上がりを見せ“シーン”と呼ばれるものが作られて行き、いつしか“Back From The Grave”には彼が“ガレージ”と認めたバンドであればどんなバンドでも出演することが出来るようになる。やがて、東京のバンドだけではなく、日本中、そして世界的に知られるガレージ・バンドも出演するような東京のアンダーグラウンドロックシーンでひと際異彩を放つイベントになって行った。
“Back From The Grave”の主宰であるDaddy-O-Novは出演バンドやDJが好きな音楽を自由にプレイし、観客たちが好きなようにダンスし、そこで共通の趣味を持った仲間と出会い、全てを忘れて騒ぐことが出来る “場所”を手に入れ守り続けてきた。そこには日本の音楽シーンにはびこる理不尽な上下関係や無駄な暴力は一切なく、ロック本来のカッコ良さと毒、そしてユーモアが溢れている。誰もが分け隔てなく楽しむことが出来る空間。そして何よりも彼こそがいつでもイタズラ坊主の様な笑顔で最もそのイベントを楽しんでいるのだ。
その“場所”に魅了されたのが遠く離れた異国クロアチアから日本にやってきた本作の監督マリオ・クジクである。彼は20世紀の終わりに来日すると“Back From The Grave”に自分の“場所”を見つける。そしていつしかイベントに向かう彼の手にはカメラが握られる様になる。一方アメリカで日本文化、日本のロックに魅了され来日した本作の脚本(構成)を担当したB.B.クラークも自らの“場所”をそこに見つけていた。当然の様に2人は出会い共同作業が始まる。そして、6年の歳月を費やして本作『GARAGE ROCKIN’ CRAZE』は完成した。世代や性別、ジャンルや国籍、全てを受け入れる“場所”を作っていく事の重要性、それを守る為に奮闘する姿を関係者の証言で解き明かしていく。そして、なぜ極東の日本から世界的に知られるガレージ・パンク・バンドが輩出されるのかが次第に明らかになって行く。本作は120%ロックで120%ピュアな大人たちの青春物語である。