情熱のピアニズム

DVD

情熱のピアニズム


発売日
2014/03/12
品番
KIBF-1225
販売価格
¥3,800+ 税

2011年/仏・独・伊映画/2012年日本公開

収録時間:本編約103分+映像特典約2分
仕様:カラー 16:9LB 片面1層
音声:オリジナルフランス語 ドルビーデジタル(5.1ch.)

★DVDコレクターズ・エディションのDISC-1と同内容になります。


STAFF

監督:マイケル・ラドフォード 
編集:イヴ・デシャン
撮影:ソフィー・マンティニュー
録音:オリヴィエ・ル・ヴァコン
日本語字幕:寺尾次郎

CAST

ミシェル・ペトルチアーニ
チャールス・ロイド
アルド・ロマーノ
リー・コニッツ 他

凄まじい障害を抱えながらも、
音楽と女たちから愛された天才ジャズピアニスト、
ミシェル・ペトルチアーニ。
その短くも劇的な生涯に迫る、
奇蹟のドキュメンタリー。




自信家でビッグマウス。好奇心の塊。
きまぐれで楽天的。孤独を嫌い、
女にとっては裏切り者。


“人間であるために、身長が180cmある必要はないことを、人々は理解しない。大切なのは、頭と体の中にあるもの、特に、精神の中にあるものなんだ”
―ミシェル・ペトルチアーニ


【introduction】
★第64回カンヌ国際映画祭 特別招待作品
★第37回セザール賞(仏アカデミー賞) ドキュメンタリー部門ノミネート
“人間であるために、身長が180cmある必要はないことを、人々は理解しない。大切なのは、
 頭と体の中にあるもの、特に、精神の中にあるものなんだ” ――ミシェル・ペトルチアーニ

◆ミシェル・ペトルチアーニの数奇な人生は、全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まった。ガラスのような骨を持つ病気のため、幼少時は歩くことも出来ず、身長は成人してからも1メートルしかなかった。代わりに神は彼に2つの素晴らしい贈り物を与えた。桁外れの音楽的才能と、誰にでも愛されるカリスマ的人格である。 ◆1962年、フランスの音楽一家に生まれたミシェルは一日中レコードを貪り聴いて育ち、4歳の時TVで観たデューク・エリントンに憧れピアニストになることを決意。その後、即興演奏の技を身に付け、8歳で初舞台を踏み、13歳でプロデビューを飾った。彼の音楽は生きるパワーに溢れながらも繊細で美しい旋律が特徴で、ジャズでありながらジャンルでは括れない唯一無二の音楽と絶賛された。 ◆パリでレコードデビューを果たした後、18歳でJAZZの本場アメリカに渡り、そこで多くの伝説的ミュージシャンらとセッションを重ねた。そしてついに名門ブルーノート・レコードとヨーロッパ出身として初めて契約を交わし、ミシェルの才能は世界中に知れ渡ることとなるのである。 ◆世界的名声を得た天才の素顔は、豪快で自信に溢れ、享楽的でユーモアを解する愛すべき人物だったが、常に女性問題を抱えていた。孤独ではいられない上に、変化を求めることが止められず裏切り行為を繰り返したが、女たちが周囲からいなくなることはなく、何度も結婚と離婚を重ねた。 ◆公演が年間200本を超すようになった98年の暮れ、生命の炎を極限まで燃え立たせた‘ピアノの化身’は ツアー先で肺炎にかかり、年明けすぐに急逝。36歳の誕生日を迎えた直後だった。 ◆幼少のころから亡くなる直前までの、ミシェル・ペトルチアーニの演奏風景や日常を撮り溜めた貴重な映像が初披露となる本作は、彼を良く知る錚々たるミュージシャンやレーベルプロデューサーらが多数登場、驚きのエピソードを語ってくれる。そして何といっても、彼の前向きで貪欲な人生感が如実に表れた、情熱ほとばしる演奏シーンの数々は心躍る映画体験を観る人に提供するだろう。 ◆この稀有なドキュメンタリーを手掛けたのは、『イル・ポスティーノ』でアカデミー賞®作品賞、監督賞ほか5部門にノミネートをされ、世界各国の映画賞を席巻したマイケル・ラドフォード監督。BBC在籍時に多くの良質なドキュメンタリーを作りあげた手腕で、短い生を駆け抜けた天才ピアニストの生涯に、独自のアプローチで迫った。